デトロイト・タイガースは、マイナーリーグ(AAA級トレス)でプレーしていた外野手のマックス・クラークをメジャーリーグに昇格させる方針であることが明らかになった。デトロイトニュースおよびベースボール・アメリカのエミリー・ウォルドン記者の報道として伝えられている。クラークはデトロイト・タイガースのトッププロスペクトであり、2023年のMLBドラフト1巡目で全体3位指名を受けて入団した21歳のエース候補である。
デトロイト・タイガースが外野手の負傷者続出を受けてマックス・クラークを昇格へ
タイガースは今シーズン、外野手のパーカー・メドウズを長期間欠いており、代役としてハビアー・バエス、ウェンセル・ペレス、マット・ヴィーリング、ジェームズ・アウトマンらを起用してやり繰りしてきた。しかし、直近のボルチモア・オリオールズ戦では、7点リードを守れず延長戦の末に敗れた試合の途中でマット・ヴィーリングが足の負傷(股関節の違和感など)により途中交代となり、故障者リスト(IL)入りする可能性が浮上している。さらに、ウェーバーで獲得したジェームズ・アウトマンも打撃不振が続いており、チームは外野布陣の再編を迫られていた。
マイナーでの圧倒的な打撃成績と優れたプロスペクト評価
クラークは今季、AAA級で90試合に出場し、打率.276、11本塁打、42打点、21盗塁を記録している。特に直近の6週間(32試合)では打率.328、出塁率.427、長打率.523と絶好調で、四球率13.3%に対して三振率も13.3%という優れたアプローチを見せている。ベースボール・アメリカの最新プロスペクトランキングでは全体16位、MLBパイプラインでは全体13位にランクインするなど、球界屈指の有望株として高い評価を受けている。
タイガースのゼネラルマネージャー(GM)であるスコット・ハリスをはじめとする球団幹部は、ドラフト当時からクラークを「ファイブツール・プレーヤー」と称賛してきた。守備範囲の広いセンターとしての能力に加え、強肩や高い走力も兼ね備えており、球団はメジャーの舞台でもその才能を発揮できると期待している。また、インディアナ州フランクリン出身のクラークは、同じ2023年ドラフトで全体37位指名を受け、のちにメジャーデビューを果たした内閣・内野手のケビン・マクゴニゲルとともに、タイガースの未来を担う中心選手として期待を集めている。
今後のロースター調整とチームの現状
クラークは現在40人枠に入っていないため、メジャー昇格を正式発表するにはタイガース側が40人枠のロースター枠を空けるための動静が必要となる。チームはトレード期限を控える中、51勝58敗とア・L中地区首位およびワイルドカード圏内から離れており、エースのタイリク・スクーバルをはじめとするベテラン選手の去就も含めて、チーム方針の転換期を迎えている。

こうした中で昇格するクラークは、デトロイトの正中堅手(センター)として起用される機会が巡ってくると見られており、チームの起爆剤としての活躍が求められている。