スウェーデン中部のファゲルスタにあるブリネル校(Brinell School)で8月21日、18歳の男が剣を持って校内に侵入し、17歳の女子生徒を殺害しました。この事件でさらに2人の少年が重傷を負い、1人が軽傷を負っています。警察は殺人および殺人未遂の疑いで容疑者を逮捕し、捜査を続けています。
ファゲルスタのブリネル校で起きた襲撃事件
8月21日金曜日の午後、スウェーデンのストックホルムから北西に位置する人口約13,000人の町、ファゲルスタにあるブリネル校で事件は発生しました。当時、校内では授業が行われており、約400人から500人の生徒が在籍していました。生徒たちは夏休みを終え、教室に戻ったばかりのタイミングでした。
警察の発表によると、逮捕された18歳の男は剣を所持して校内に侵入しました。スウェーデンの公共放送であるSVTは、この男が同校の元生徒であり、過去に暴行罪で逮捕・有罪判決を受けた経歴があると報じています。また、男はヘルメットを着用した状態で校内を歩き回り、生徒たちを襲撃したとされています。警察は現在、この事件を殺人および殺人未遂として捜査しており、現時点で他に共犯者がいたという証拠はないとしています。また、警察は現場に駆けつけた際、発砲を行ったことを認めていますが、それ以上の詳細については言及を避けています。
被害状況と救急対応
この惨劇により、17歳の女子生徒1名が死亡しました。警察は「殺害された人物は17歳の若い女性であり、家族には連絡済みである」とウェブサイトで公表しました。また、ヴェストマンランド県(Västmanland County)の当局によると、負傷者の中には12歳と17歳の少年2名が含まれており、いずれも重傷を負っています。さらに、18歳未満の別の1名が軽傷を負いましたが、この人物はすでに病院から退院しています。

追悼と対応
事件の翌日である8月22日土曜日の朝、スウェーデンのウルフ・クリステション首相と野党指導者のマグダレナ・アンデション氏がブリネル校を訪問し、犠牲者に対して哀悼の意を表しました。校舎の外には、多くの市民が花やキャンドルを手向け、犠牲者を悼む即席の追悼場所が作られました。地元自治体によると、土曜日の朝には約70人がこの場所に集まりました。ブリネル校の校長は地元メディアのP4ヴェストマンランドに対し、加害者が同校の生徒であったことを明らかにしています。

事件の背景や詳細な動機については依然として捜査中ですが、この悲劇的な出来事は地域社会に大きな衝撃を与えています。ブリネル校の生徒であるミニアさんは、SVTの取材に対し「このようなことが起きたと考えるのは恐ろしい」と語りました。