ピッツバーグ・スティーラーズとの契約交渉が難航し、開幕直前にトレードを要求したコーナーバックのジョーイ・ポーター・ジュニアが、ダラス・カウボーイズの一員としてデビューを果たした。ポーターは第4週のヒューストン・テキサンズ戦で25回の守備スナップに出場し、新天地での新たなキャリアをスタートさせた。
ジョーイ・ポーター・ジュニアの移籍とデビュー戦
デビュー戦となったテキサンズ戦で、ポーターは25回の守備スナップ(全体の42.6%)に参加した。ネクスト・ジェン・スタッツによると、ポーターはターゲットにされることは一度もなく、パス防御やタックルの記録はゼロだったものの、相手チームに自身のサイドを警戒させる存在感を示した。ポーターは試合後、自身の状態について「やるべきことはやった」と語っている。また、テキサンズ戦ではプロボウル選出経験のあるレシーバー、ニコ・コリンズと5回マッチアップしたが、一度もパスを投げさせなかったことは、彼が新チームで即戦力として期待されている証左といえる。
https://x.com/NickHarrisFWST/status/2105761663743914115
スティーラーズとの決裂と交渉の経緯
スティーラーズのGMオマール・カーン率いるフロントオフィスは、ポーターに対して年平均2800万ドル超、保証額4000万ドル超の契約を提示していたが、ポーター側はこれを拒否した。ポーターは、ソース・ガードナーやデレク・スティングリーが結んだような、総額8500万ドル超の保証を含む契約構造を要求していた。しかし、スティーラーズ側はこうした契約慣行を一度も採用したことがなく、交渉は極めて険悪なものとなった。ポーターはスティーラーズに対し、自身が「軽視され、過小評価されている」と感じていたと述べ、最終的にはバックの怪我を理由に練習参加を制限する事態へと発展した。
「厳しいプロセスで、浮き沈みが激しかった。間違いなく軽視され、過小評価されていると感じた。しかし、それはもう過去の話だ。新しい始まりと新しい章に向かっている」 ジョーイ・ポーター・ジュニア、コーナーバック

ポーターの父であり、スティーラーズで8シーズンプレーしたスーパーボウル覇者のジョーイ・ポーター・シニアも、当時のチームの対応に不満を抱いていた。ポーター家全体として、スティーラーズに対する感情は冷え切っている。一方、スティーラーズ側は、ダネル・ワシントンやキーアヌ・ベントンといった2023年ドラフト組との延長契約には成功しており、ポーターとの決別は「ポーター問題」として迅速に処理された。
カウボーイズの「今すぐ勝つ」戦略
カウボーイズのオーナー兼GMであるジェリー・ジョーンズは、このトレードを「今すぐ勝つ(Win-Now)」ための重要な決断であると強調した。現在、守備陣のパフォーマンスがNFL全体で30位に低迷しているカウボーイズにとって、ポーターの加入は即座の補強を意味する。ジョーンズはポーターに対し、「自分らしく、やるべきことをやるように」と声をかけ、期待を寄せている。
https://x.com/MLFootball/status/2106914523483353229
古巣スティーラーズとの再戦の可能性
新天地で再出発したポーターだが、古巣スティーラーズとの対戦を強く熱望している。ポッドキャスト番組に出演した際、ポーターはスティーラーズとの対戦について「その時を待ちわびている。オーバーなほど楽しみにしている」
と語り、闘志を燃やしている。しかし、スティーラーズとカウボーイズが所属するNFC東地区との対戦スケジュール上、次回の対戦は2028年シーズンまで待たなければならない可能性がある。ポーターは、カウボーイズで自身の価値を証明しつつ、いつか訪れる古巣との対戦に向けて準備を整える構えだ。
関連情報
https://x.com/BobbyBeltTX/status/2106863982288224330
https://x.com/NickHarrisFWST/status/2106881999105569055
https://x.com/AdamSchefter/status/2107879208550604899
https://x.com/ASaunders_PGH/status/2107482325588013484
https://x.com/tommy_yarrish/status/2107588850243744217