Appleは10月13日に、約6インチの画面を備えたスマートホームハブの新製品を発表する見通しです。米Bloombergの報道によると、同社は家電操作やビデオ通話に対応する新デバイスの投入を計画しており、同時にHomePod miniとApple TVも刷新される可能性があります。
約6インチ画面を持つスマートホームハブの概要
Appleが開発を進めているとされるスマートホームハブは、開発コード「J490」と呼ばれています。米Bloombergのマーク・ガーマン記者が報じた内容によると、この製品は正方形の約6インチ画面を搭載しており、卓上型と壁掛け型の2つの設置方法に対応する見込みです。卓上モデルは、スピーカーを内蔵した丸い台座にアームで画面を接続する構造とされています。主な機能として、顔と声によるユーザーの識別が挙げられており、個人のカレンダーや連絡先、メッセージを切り替えて表示することが可能です。また、来客時に個人情報を隠す「ビジターモード」も実装される予定です。
家電操作からビデオ通話まで広がる機能
このスマートホームハブは、家庭内の中心的な制御装置として機能する設計です。主な用途には、照明やエアコンなどの家電製品の操作、FaceTimeによるビデオ通話、部屋間でのインターコム(呼び出し)機能が含まれています。さらに、音楽再生や写真のスライドショー、キッチンでのレシピ表示など、日常的な利便性を高める機能も備わります。海外のリーカーがXに投稿したとされる初期設定画面の画像には、時計や写真を表示する「Photo Face」という機能の設定項目が確認できました。本体カラーについては、シルバー、スペースグレイ、スターライト、ローズピンクの4色が用意されるとの情報も出ています。
HomePod miniとApple TVの同時刷新
今回の新製品発表に合わせて、Appleは既存のスマートホーム関連製品もアップデートする見込みです。報じられているのは、小型スマートスピーカーの「HomePod mini」と、テレビ接続用の「Apple TV」の新型モデルです。これら3つの製品群は、いずれも「Siri AI」を中核に据えた設計になるとされています。AppleがAI技術で刷新した新しいSiriを製品の中心に据えることで、スマートホーム市場における競争力を強化する狙いがあるようです。米国サイトの予測では、ハブ本体の価格は約350ドルになると見られています。
- 開発コード:J490
- 画面サイズ:約6インチ(正方形)
- 想定されるカラー:シルバー、スペースグレイ、スターライト、ローズピンク
- 主な機能:家電操作、FaceTime、インターコム、写真表示
製品化を遅らせたSiri AIの開発状況
このスマートホームハブは、当初2024年ごろの発売が噂されていましたが、その後2026年へと延期が繰り返されてきました。この遅延の主な理由は、新しいSiriの開発に時間を要したためと報じられています。Appleは生成AIを活用したSiriの構築を進めており、その準備が整うまでハードウェアの投入を待機していた形です。9月に英語圏でベータ版の提供が始まったSiri AIは、10月から日本語でのベータ版提供も開始される予定です。市場ではAmazonの「Alexa+」などが先行していますが、Appleも今回の新製品投入を通じて、生成AIを組み込んだスマートホーム環境の普及を本格化させる見通しです。