ジャミア・ギブスは、トレーニングキャンプの最初の6回の練習を欠席する「ホールドイン(契約交渉のための練習参加拒否)」を経て、ついにチームとの契約を締結した。2030年シーズンまでの延長契約を結んだギブスは、金曜日の午後にアレン・パークで会見に臨み、過去数週間の状況について率直に語った。
契約交渉がもたらした「非常にストレスフル」な時間
「このプロセスは非常にストレスフルでした。ただプレーしたかっただけですから。チームメイトやコーチたちと一緒にフィールドに戻れて、パッドをつけてプレーできるのは本当に楽しいですし、気分がずっと良くなりました」 ジャミア・ギブス、デトロイト・ライオンズ RB
比較的物静かな性格のギブスにとって、メディアの注目を浴びながらの交渉期間は決して心地よいものではなかった。それでも彼は、「本当に辛かったが、これはビジネスだ。物事は終わらせなければならないが、本当に大変だった」と語り、この苦境が契約締結という目的のために必要なプロセスであったとの認識を示した。この期間中、デリック・ヘンリー、クリスチャン・マキャフリー、ジョナサン・テイラー、ジェームズ・クック、デボン・エイチェーンといったリーグを代表する他のランニングバックたちからも「彼らは皆、連絡をくれて愛を示してくれた。私たちは皆、共に戦っている」と語るように、多くの激励を受けていたという。
NFL史上最高額の契約内容と市場への影響
ギブスが手にしたのは、NFLのランニングバック史上最高額となる契約だ。3年間の延長契約により、年平均額は2250万ドルに達し、5150万ドルの保証額は、ドラフト全体3位指名ルーキーであるジェレマイア・ラブに次ぐ史上2番目の規模となる。近年、ランニングバックには高額な契約は不要というリーグ内のコンセンサスが広まっていたが、ギブスは今回の契約を通じて、若い世代のランニングバックたちに対し、万能型の選手になることが大きな報償につながることを示したと強調した。
ライオンズの攻撃陣におけるギブスの進化
2023年のドラフト全体12位で指名された当時、一部からはその価格設定に懐疑的な声もあったが、ライオンズは短期間でそれを誤りだと証明した。2024年シーズン、ギブスはキャリアハイとなる1929スクリメージヤードと20タッチダウンを記録。かつてデビッド・モンゴメリーとのコンビでリーグ最恐のバックフィールドを形成したが、昨シーズンは自身の能力でスペースを作り出す役割を担い、1839スクリメージヤードと18得点を積み上げた。キャリア最初の3年間で3度のプロボウル選出を果たし、各シーズンで50回以上のレシーブを記録。平均5.3ヤードという驚異的な記録とともに、24歳になる前に通算49タッチダウンを達成し、ライオンズのレジェンドであるバリー・サンダースの記録を塗り替えた。3月にモンゴメリーがヒューストン・テキサンズへ移籍した今、ギブスは単独のバックフィールドの主軸として、フリーエージェントで獲得したアイザイア・パチェコと共に、これまでで最大の責任を背負うことになる。
| 指標 | 記録 |
|---|---|
| キャリア通算タッチダウン | 49回 |
| 2024年スクリメージヤード | 1,929ヤード |
| 平均キャリー | 5.3ヤード |
今後の目標:スーパーボウルへの挑戦
新たな大型契約を手にした今、24歳のギブスが見据えるのは個人の記録ではなく、チームとしての勝利だ。2度のNFC北地区タイトル獲得に貢献してきたギブスは、会見の最後で、自身の次なる目標について明確な決意を口にした。

「最終的には、このチームでスーパーボウルを勝ち取りたい。そのために必要なことは何でもするつもりです」 ジャミア・ギブス、デトロイト・ライオンズ RB