ショーン・エドワーズがアルゼンチン代表のディフェンスコーチに就任し、2027年のオーストラリア・ワールドカップまで指揮を執る契約を結んだ。イングランド代表への就任に関する憶測が飛び交う中、同国代表のフェリペ・コンテポミ監督の下で新たな挑戦を始める。
59歳のエドワーズは、ジョン・ミッチェルの下でWXVグローバルシリーズが終了する10月30日までイングランド女子代表チームのコンサルタントとしての役割を全うした上で、フェリペ・コンテポミのスタッフに加わることになっている。
フェリペ・コンテポミの下での新体制とマリオ・レデスマの復帰
アルゼンチン代表のロス・プーマーズは、ワールドカップを1年後に控え、コーチ陣の大幅な強化を図っている。エドワーズの就任とともに、元アルゼンチン代表ヘッドコーチでフッカーとしても活躍したマリオ・レデスマがフォワードコーチとして復帰することが明らかになった。レデスマは2018年から2022年までヘッドコーチを務めており、再び代表チームの現場に戻ることになる。

アルゼンチンの指揮官であるフェリペ・コンテポミ監督は、連盟を通じて次のように期待を寄せている。
Felipe Contepomi, Argentina head coach「マリオとショーンは膨大な国際舞台での経験を持ってロス・プーマーズに合流する」
また、エドワーズ自身も新天地での意気込みを次のように語っている。
Shaun Edwards, defence coach「今月末からワールドカップの来年まで、フェリペ・コンテポミ、彼のコーチングスタッフ、そしてアルゼンチンラグビーチームに加われることをとても嬉しく思う」
さらに元ラグビーリーグの偉大な選手でもあるエドワーズは、「アルゼンチンの選手たちの能力と質の高さを常に称賛してきたし、次の1年間で私の国際経験の一部をチームにもたらすことができればと願っている」と付け加えている。

10月末からの始動と11月のネイションズチャンピオンシップ
エドワーズとフォワード担当に任命されたマリオ・レデスマは、10月末にプーマーズでの活動を開始する予定である。
アルゼンチン代表は11月に予定されているヨーロッパでのネイションズチャンピオンシップの試合で、アイルランド、イタリア、フランスと対戦する。これらの一戦は、1年後に迫ったワールドカップに向けた重要な試金石となる。
フランス代表での実績と過去の経歴
エドワーズはラグビー界で最も実績のある指導者のひとりであり、フランス代表のディフェンスコーチとして2022年のグランドスラム(全勝優勝)を含む3度のシックス・ネイションズ制覇に貢献した。その後、2026年3月のシックス・ネイションズ優勝の直後、フランス代表陣の刷新を図るファビアン・ガルティエ監督のもとでチームを離れていた。かつてはワスプスで4度のイングランドタイトルや2度のヨーロピアン・チャンピオンズカップを獲得し、ウェールズ代表でもウォーレン・ガットランドの下で12年間にわたり成功を収めた経歴を持つ。
ラグビーリーグのウィガンで活躍した同氏は、2009年の南アフリカ遠征においてブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズのディフェンスコーチも務めた経験があり、アルゼンチンへの参加は輝かしい25年の指導者キャリアにおいて5つ目の役割となる。
2027年ワールドカップに向けたアルゼンチンの展望
過去に3度のワールドカップ・セミファイナリストとなっているアルゼンチンは、2027年のオーストラリア大会(10月1日から11月13日まで開催)でフィジー、スペイン、カナダと同じプールに組み分けられている。大会のトーナメント表では比較的有利な配置となっており、決勝トーナメントに進めばアイルランドやスコットランドとの対戦が予想され、準決勝以降にはイングランドや開催国との顔合わせも視野に入る。