シカゴ・ベアーズのキッカー、カイロ・サントスが現地時間の木曜夜に行われたニューイングランド・ペイトリオッツ戦でキャリア最長となる58ヤードのフィールドゴールを成功させ、30対24での勝利を決定づけたと ESPN が報じた。試合前の時点でサントスは直近の試合で連続してフィールドゴールを外していたが、この日は試合終盤の重要な場面で起死回生のキックを決め、チームを勝利へと導いた。
試合の展開とサントスのリデンプション
試合の第4クォーター、シカゴ・ベアーズの最初の攻撃ドライブで、サントスは53ヤードのフィールドゴールを狙ったものの、ボールは右のゴールポストに当たり失敗に終わった。このミスにより、ベアーズはリードを2スコアに広げるチャンスを逃すことになった。サントスは試合後、「ミスはイライラさせられる
」と語り、自身のパフォーマンスについて振り返っている。
しかし、その後の第4クォーター終盤の場面で、ベアーズのオフェンスがペイトリオッツ陣内30ヤード付近でサードダウンのサックを受けるなどして停滞した際、ベン・ジョンソンヘッドコーチはサントスを再び送り出す決断を下した。ジョンソン監督は、「絶対に、前回のミスを挽回しなければならない
」というサントス本人の強い意志を確認した上で起用したと語っており、その信頼に応える形でサントスは58ヤードのロングキックを南エンドゾーンのゴールポスト中央へと突き刺した。この成功により、サントスは自身のこれまでのキャリア最長記録(55ヤード)を更新した。
歴史的な記録とチームの背景
この58ヤードのフィールドゴールは、ベアーズのフランチャイズ史上最長タイ記録となり、かつてロビー・ゴールッドが記録した記録、およびソルジャー・フィールドにおけるベアーズのキッカーによる最長記録と肩を並べるものとなったと Bleacher Nation が伝えている。
この試合では、2024年NFLドラフトの全体1位指名を受けたベアーズのクォーターバック、ケレイブ・ウィリアムズが、ペイトリオッツの同年の3位指名であるドレイク・メイとの注目のマッチアップを制した。ウィリアムズはパスで308ヤード、2つのタッチダウンを記録してチームのオフェンスを牽引した。一方のペイトリオッツ側も、ドレイク・メイが2つのパスTDと1つのランTDを記録し、321ヤードを投げて健闘したものの、第1四半期のインターセプトなどが響く形となった。

チームの歴史的背景とトリビュート
NFL.com によると、ベアーズの唯一のスーパーボウル制覇は故マイク・ディトカが率いた第20回スーパーボウルでのペイトリオッツ戦(46対10)であるが、レギュラーシーズンにおけるペイトリオッツ戦の勝利は、その試合以降の過去12回の対戦でわずか3勝目という厳しい戦績であった。また、この日の試合はディトカの逝去後初の本拠地開催となり、試合前には彼への追悼の意が捧げられた。
サントスは今シーズンのフィールドゴール試投で11勝15敗(50ヤード以上では5本中3本成功)となり、試合終盤の勝負強さを見せつけてチームに貴重な白星をもたらした。