サムスン電子は2026年10月9日、新しいフラッグシップタブレットとして「Galaxy Tab S12 Ultra」を発表し、同日より発売を開始した。本機種は、大画面と薄型軽量のボディを特徴とし、マルチメディア鑑賞やクリエイティブ作業におけるプレミアムな体験を訴求している。
デザインとディスプレイ仕様
本体は前モデルから寸法と外観を引き継ぎ、厚さ5.1ミリメートルの薄型フレームと重量692グラムを維持している。筐体カラーにはグレーとシルバーが用意されている。搭載されているディスプレイは14.6インチのAMOLED(有機EL)パネルで、解像度2960×1848、リフレッシュレート120Hzに対応しており、ピーク輝度は1,600ニトに達する。本体の背面には、1,300万画素のメインカメラと800万画素の超広角カメラが配置されており、前面には1,200万画素のワイドカメラが搭載されている。画面内蔵型の指紋認証センサーも備えられている。
パフォーマンスとハードウェアの進化
内部には、MediaTekとサムスン電子が共同開発した3ナノメートルプロセス採用の「Dimensity 9500」プロセッサが搭載されている。RAM容量は12GBで、ストレージは128GBなどが提供される。また、内部には大型のベイパーチャンバーが配置されており、長時間の高負荷な作業やゲームプレイ時でも発熱を抑える設計となっている。バッテリー容量は1万1,600mAhであり、別売りの45W電源アダプターを使用することで約1時間半で満充電にできる。
ソフトウェアとAI機能・バンドル特典
オペレーティングシステムにはAndroid 17ベースの「One UI 9」が採用されており、サムスン電子は7年間のソフトウェアアップデートを約束している。また、Androidタブレットとしては初めて、アドビの「Adobe Photoshop」がプリインストールされる。その他にも、Clip Studio Paint、Goodnotes、Notability、Google AI Proなどのアプリやサブスクリプション特典が用意されている。マルチウィンドウ機能やNote Assist、「DeX」によるデスクトップモードもサポートされている。

価格と市場での展開
「Galaxy Tab S12 Ultra」の販売価格は市場によって異なり、英国および米国市場では256GB/12GBモデルが1,399ポンド / 1,399ドルに設定されている。また、ウクライナ市場では5Gモデルが展開され、512GB版が9万4,999ウクライナ・グリブナ、1TB版が11万6,999ウクライナ・グリブナで販売される。さらに、バックライト付きキーボードとトラックパッドを備えた専用アクセサリ「Pro Keyboard Cover」が別売りで用意されており、米国・英国では399ドル/ポンド、インド市場では2万7,999ルピーで提供される。インド市場における5G対応モデルの価格は16万4,999ルピーからとなっている。
