サムスン電子は2027年に向けて、折りたたみスマートフォン「Galaxy Z 9シリーズ」として6モデルを計画していると、9to5Googleが報じました。既存のラインナップを大幅に拡充し、スライド式端末やProモデルなどの投入により、同社は市場での攻勢を強める構えです。
2027年に向けた6つの折りたたみモデル計画
サムスンが展開する折りたたみスマートフォン市場のラインナップが、2027年に向けて大幅に拡大する見通しです。X(旧Twitter)で公開されたリーク情報によると、同社は「Galaxy Z 9シリーズ」として合計6つのモデルを投入する計画を立てています。現在展開されているのは「Galaxy Z Flip8」や「Galaxy Z Fold8」など4モデルですが、これに加えて新機軸の端末が複数加わることになります。
具体的なラインナップとして名前が挙がっているのは、以下の6機種です。
- Galaxy Z Flip9
- Galaxy Z Fold9
- Galaxy Z Fold9 Pro
- Galaxy Z Fold9 Ultra
- Galaxy Z TriFold2
- Galaxy Z Slide
スライド式端末と「Pro」モデルの投入
今回の計画で注目されるのは、新たに加わる「Galaxy Z Slide」と「Galaxy Z Fold9 Pro」の存在です。Galaxy Z Slideは、画面を折りたたむのではなくスライドさせて拡張するデザインを採用する見込みです。以前から開発の噂があったモデルですが、三つ折り式の「Galaxy Z TriFold2」と併売される形となります。
また、謎が多いのがGalaxy Z Fold9 Proの立ち位置です。すでにサムスンは最上位モデルに「Ultra」の名称を冠していますが、新たにProモデルを追加することで、既存のUltraとの差別化が課題となります。一部ではフラッグシップのGalaxy S27シリーズでもProとUltraの両モデルが検討されているとの噂もあり、同社の製品戦略が複雑化している様子がうかがえます。
Galaxy Z SlideGalaxy Z TriFold2Galaxy Z Fold9 UltraGalaxy Z Fold9 ProGalaxy Z Fold9Galaxy Z Flip9The 2027 Galaxy Z lineup will be the biggest foldable lineup ever, with battery, thickness & weight improvements across the board.Z TriFold2 will kick things off pic.twitter.com/VM1N3IIIkT
— https://x.com/TheGalox_/status/2110224762198687930
急増する製品ラインナップの現状
サムスンは今年、Galaxy Z Fold8の大ヒットやiPhone Duoに近い画面比率を持つモデルの投入により、折りたたみスマホ市場での認知度を一気に高めました。しかし、来年に向けてモデル数を急激に増やす姿勢には驚きの声も上がっています。
今年夏の時点では、フラッグシップスマホ4モデルに折りたたみ4モデルを合わせた計8モデル体制が噂されていました。しかし、今回の情報が事実であれば、これにバジェットモデルやFE(Fan Edition)モデルも加わり、サムスンが展開するスマートフォンは合計で11モデルを超える計算になります。
市場を牽引するサムスンの戦略
近年のサムスンは、新しいフォームファクタの端末を次々と市場へ投入する「まず作ってみる」という姿勢を強めています。今回の6モデル体制も、その戦略の延長線上にあるといえます。消費者にとっては選択肢が増える一方、製品ごとの特徴が分かりにくくなる懸念も残ります。
今後、同社がこれら多岐にわたるモデルをどのように整理し、個々のターゲット層に訴求していくのかが焦点となります。また、噂の域を出ないGalaxy Edgeの後継機などが将来的に投入されるかどうかも、市場関係者の関心を集めそうです。多品種展開による攻勢が、飽和しつつあるスマホ市場でどのような結果をもたらすのか、2027年に向けた同社の動向が注目されます。