シチズン時計は、高知県の伝統工芸「土佐和紙」を文字盤に採用したフラッグシップコレクション「ザ・シチズン」の最新作2モデルを発売した。光発電「エコ・ドライブ」を搭載し、年差±5秒という高精度を誇る。限定生産数は「AQ4100-65X」が300本、「AQ4106-00B」が350本となっている。
世界最薄の和紙を採用した「AQ4100-65X」
「AQ4100-65X」は、文字盤に“カゲロウの羽”と称されるほど薄い和紙「典具帖紙(てんぐじょうし)」を採用したモデルだ。この和紙は光の透過性が高いためエコ・ドライブの発電効率と相性が良く、深紅色の文字盤は夕暮れ時の空を思わせる美しさを表現している。ケースとブレスレットには、透き通るようなシルバーカラーのデュラテクトプラチナを施したスーパーチタニウム™を使用し、ゴールドのイーグルマークと秒針が彩りを添えている。価格は440,000円。.
雲龍紙が彩る「AQ4106-00B」の奥ゆかしさ
「AQ4106-00B」は、生成りの地に金色の繊維が浮かぶ雲龍紙を文字盤に採用した。繊維の入り方は一つひとつ異なるため、同じ表情を持つ個体が存在しない点が魅力だ。ケースには上品なデュラテクトサクラピンクのスーパーチタニウム™が用いられ、サステナブルな製法によるブラウンのアリゲーターレザーストラップを組み合わせることでクラシカルな雰囲気に仕上げられている。価格は462,000円。.
シチズンの技術が支える高い実用性
両モデルとも、定期的な電池交換が不要な光発電エコ・ドライブムーブメントを搭載し、年差±5秒という精度に加え、2100年2月28日まで修正不要なパーペチュアルカレンダーを備えた。素材面では、ステンレスより40%軽量でありながら5倍の硬度を実現する独自素材のスーパーチタニウム™を採用しており、これらの仕様はユーザーに寄り添った結果である。.
- AQ4100-65X:300本限定、440,000円、典具帖紙採用
- AQ4106-00B:350本限定、462,000円、雲龍紙採用
- 共通仕様:光発電エコ・ドライブ、年差±5秒、スーパーチタニウム™ケース、径38.3mm
伝統工芸と時計技術の融合がもたらす今後
1995年の登場以来、30年以上の歴史を積み重ねてきた「ザ・シチズン」。2017年から始まった和紙文字盤の採用は、伝統工芸の美しさと最先端の光発電技術を両立させる試みとして定着している。今回発表された2モデルは、日本の職人技術とシチズンの時計製造技術が融合した象徴的なタイムピースといえる。秋らしい趣を感じさせるこれらの限定モデルは、今後も日本の伝統美を身近に楽しむための選択肢として、時計愛好家から注目を集め続けるだろう。
