サバンナは、今年2月にアリゾナ州の自宅から行方不明となっている84歳の母親ナンシー・ガスリーについて語る際、意図せずあるいは無意識に過去形を用いた。「私の母の家族は――母はアイルランド人でした、その祖母も」と語り、アイルランドのゴールウェイ出身であったことを明かした。この発言は、事件から7カ月が経過した現在も解決の糸口が見えない中でのものだったため、大きな波紋を呼んでいる。
生放送で見せた過去形の言及と家族の背景
この発言は、サバンナが2週間の休暇を経て「Today」ショーに復帰した後の木曜日の放送内で行われた。番組がアイルランドでのライブエピソード撮影計画を発表し、サバンナと同僚たちがその旅を記念して緑色の服を着用していた際のことだった。サバンナは、アル・ロッカーとクレイグ・メルビンの間に座り、笑顔で快活な様子を維持しながら家族の背景について触れたが、その後すぐにカーソン・デイリーに「あなたもアイルランドの血を引いていますよね?」と問いかけ、会話を転換させた。サバンナは放送中、自身がこれまでアイルランドを訪れたことがないことを明かし、クルーと共に旅をすることへの期待感を表現した。
番組関係者のソースによれば、この過去形の使用は母親の死亡を公式に認めたものではないという。しかし、サバンナ自身は以前のビデオメッセージにおいて、母親がすでに「主のもとへ帰った(already gone home to the Lord)」可能性について言及しており、「もしそれが神様の御心であるならば受け入れますが、彼女がどこにいるのかを知る必要があります」と訴えていた。このメッセージは、サバンナ自身のほか、兄弟であるカムロンとアニー・ガスリーを代表して届けられたものであり、「彼女に家に帰ってきてほしい」という願いが込められていた。
ピマ郡保安官事務所による捜査の現状と科学的分析
ピマ郡保安官事務所は声明の中で、全国の研究所の協力を得てDNAおよびビデオ解析を継続しており、技術の進歩が捜査を後押ししているほか、引き続き情報提供を受け、精査していると述べた。ピマ郡保安官事務所、声明より

ピマ郡保安官事務所は、この捜査を「アクティブかつ進行中」としており、FBIと連携してケースに取り組んでいることをポスト紙に伝えた。当局の確認によると、ナンシーが失踪した日の朝、自宅のポーチにマスクを着用し武装した人物がいたことを示す監視カメラの映像が記録されていた。また、住宅内部からはナンシー・ガスリーのDNAと一致する血液が発見されている。
100万ドルの懸賞金と家族の現在の心境
サバンナ・ガスリーはInstagramへの投稿で、明るくしなやかな精神を持っていた母親の教えに従い、毎日目を覚ましては強くあろうと努め、前を向いて生きようとしていると綴った。サバンナ・ガスリー、Instagram投稿より
サバンナは8月のSNS投稿で、誘拐犯に向けて心痛に満ちたメッセージを綴った。一方で、精神的な負担の大きさを隠すことはなく、同じ投稿の中で自分たちの心は完全に打ち砕かれていると記した。
ガスリー家は、ナンシーの「奇跡的な」帰還につながる情報に対し、100万ドルの懸賞金を提示している。サバンナは母親の失踪後、2カ月の休暇を取っていたが、4月にNBCの番組に復帰した。