2026年10月6日、サッカーのポルトガル代表主将クリスティアーノ・ロナウドが、代表チームの合宿を離脱した経緯について自身の声明を発表しました。ポルトガル代表のホルヘ・ジェズス監督から約束を反故にされたと非難しつつも、代表での競技継続と処分を受け入れる姿勢を示しています。
クリスティアーノ・ロナウドがホルヘ・ジェズス監督の約束違反を告発
41歳のロナウドは、自身のInstagramフォロワー6億7900万人に向けて、1,996語に及ぶ長文の声明を公開しました。今回の騒動は、2026年ワールドカップ後にロベルト・マルティネスの後任として就任したジェズス監督との間に生じた、度重なる約束の不履行が発端となっています。ロナウドは、ジェズス監督との間で、フィジカル管理を目的としてノルウェー戦とデンマーク戦を欠場するという計画に合意していたと主張しました。しかし、ノルウェー戦当日の昼食時、監督は突然「30分間プレーできるか」と問いかけました。

「誰もが残りの経緯を知っている。ハーフタイムからウォーミングアップを続け、時間が過ぎていくのを見たが、結局呼ばれなかった。監督は私への約束を破ったのだ」
クリスティアーノ・ロナウド、声明より
試合は2-1で勝利したものの、ロナウドは試合終了後にサポーターへの挨拶を行わず、怒りを露わにしながらロッカールームへ引き揚げました。ロナウドは自身のキャリア25年間において、監督の技術的・戦術的な決定に一度も干渉したことはないと強調しています。
会談での合意不履行と非公開の対立が招いた合宿離脱
ノルウェー戦の後、アル・ナスルのスポーツディレクターであるシマオ・コウチーニョ氏の同席のもと、ロナウドとジェズス監督の間で非公開の会談が行われました。この席で、監督が次回の記者会見で事態を説明し、ロナウドが出場を強要した事実はないこと、そして起用しないままウォーミングアップさせたのは監督側のミスであったと明言するという合意がなされました。ロナウドによれば、これは8項目の確認文書としてまとめられていました。
しかし、実際の記者会見でジェズス監督が語った内容は、事前の合意と大きく食い違うものでした。ロナウドは、会見で見られた攻撃的な態度や、まるで合意など存在しなかったかのような振る舞いに深い失望を表明しました。
「会見は周知の通りだ。その態度は私たちの会談とは何の関係もなかった。私が受けるはずのない表現や攻撃性を耳にした」
クリスティアーノ・ロナウド、声明より
この二度目の約束破棄により、ロナウドはこれ以上の不誠実な対応を待つことなく、9月30日に代表合宿を離脱して帰還する決断を下しました。

謝罪と処分の受容、そして代表での競技継続への意志
ロナウドは声明の中で、ファンへの挨拶を怠ったことやチームを離脱したことについて、キャプテンとしての責任を認め、チームメイトとポルトガル国民に対して謝罪しました。「私の行動の結果については、ポルトガルサッカー連盟(FPF)が評価し、適切な罰を下すべきだ」と述べ、自身の処分を受け入れる構えです。一方で、ポルトガル代表への情熱は失われていないと明言しました。
ロナウドは、2026年ワールドカップ終了時に引退を検討していたものの、帰国便の中でペドロ・プロエンサ連盟会長から翻意を促され、ジェズス監督の招聘も支持していました。現在、ポルトガル代表はUEFAネーションズリーグで4戦全勝を記録し、グループ首位で準々決勝進出を決めるなど好調を維持していますが、ロナウドは「物理的なコンディションが整い、クラブでプレーし、ゴールを決め続けている限り、いつでも代表のために戦う準備がある」と強調しました。

現在、ロナウドは所属先のアル・ナスルに復帰しており、金曜日の夜に予定されているアル・ディリヤ戦に向けて準備を進めています。ジェズス監督側は「彼が望むなら代表に戻る権利がある」と発言しており、今後の代表復帰についてはロナウド自身の決断に委ねられた形となっています。