2026年10月10日、リンカーンのメモリアル・スタジアムで行われたカレッジフットボールの試合で、ネブラスカ大学は第4クォーター終盤まで第7位のインディアナ大学をリードしながらも土壇場で逆転を許し、17対20で惜敗しました。
第7位インディアナがネブラスカ戦で見せた第4クォーターの逆転劇
無敗を守る第7位のインディアナ大学は、ネブラスカ大学の本拠地メモリアル・スタジアムに乗り込み、苦しい展開を強いられながらも粘り強さを発揮しました。全米で最も長い連勝記録を継続中のディフェンディング・チャンピオンは、試合終盤までリードを許す苦戦の末に勝利を掴み取りました。この勝利により、インディアナはアンランクの相手に対する連勝記録を27試合に伸ばし、シーズン成績を6勝0敗としています。
試合の大半で主導権を握っていたのはホームのネブラスカでした。第4クォーターの残り約12分1秒の時点では17対6と11点のリードを奪い、大観衆が詰めかけたスタジアムは歓声に包まれていました。しかし、そこからインディアナのオフェンス陣が驚異的な反撃を見せ、わずか5分弱で逆転に成功しました。インディアナのヘッドコーチ、カート・シグネッティは、チームが追い詰められた状況でも冷静さを失わず、勝利への自信を選手たちに伝えていたと振り返っています。
ニック・マーシュの躍動とインディアナの連勝継続
インディアナの逆転劇の立役者は、ミシガン州立大学から転校してきたワイドレシーバーのニック・マーシュでした。マーシュは、この試合で6回のキャッチで187ヤードを獲得し、2つのタッチダウンを記録する圧巻のパフォーマンスを披露しました。特に第4クォーターの勝負所では、ネブラスカのディフェンス陣が personnel package(人員配置)を読み違えた隙を突き、ジョシュ・フーバーからのパスを見事にキャッチ。44ヤードの勝ち越しタッチダウンを決め、スタジアムを静まり返らせました。
対するネブラスカのクォーターバック、アンソニー・コランドレアは、パスで262ヤードを記録し、自らの足でも39ヤードのタッチダウンランを挙げるなど奮闘しました。また、オーストラリア出身のパンター、アーチー・ウィルソンもキャリアハイの活躍を見せ、60ヤードのビッグパンを蹴るなどフィールドポジション争いで貢献しましたが、勝利には届きませんでした。
ネブラスカの奮闘と土壇場での失速
敗れたネブラスカにとって、今回の黒星はあまりにも痛い結果となりました。トップ25のランクインチームに対する連勝記録はこれで31試合に伸び、2016年9月以来、ランクインした相手には勝てていないという苦境が続いています。また、マット・ルール監督の下で、4点差以内で決着する接戦での勝率は2勝9敗となり、ホームでの3点差以内の敗戦はこれで8連敗となりました。
試合中、ネブラスカはランディフェンスでインディアナの強力なバック陣を合計41ヤードに抑え込むなど、守備面で大きな成果を見せました。しかし、第4クォーターに犯したミスや、キッカーのカイル・クナナンが40ヤードのフィールドゴールを外すなど、細かな積み重ねが最終的な敗因となりました。
次なる戦いへ
薄氷の勝利を飾ったインディアナは次週、第5位のオハイオ州立大学をホームに迎える大一番が控えています。この一戦は、今季のビッグ・テン・カンファレンスを占う最大の注目カードとなります。一方、悔しい逆転負けを喫したネブラスカは5勝1敗となり、次週はアウェーで第13位のオレゴン大学との対戦に臨みます。ネブラスカにとっては、この長い連敗の呪縛を解くための重要な試練となります。

また、試合には2028年クラスの有望なリクルートたちも招待されており、チャンス・アーチャンジェル(EDGE)、テレンス・パーシー(セーフティ)、RJ・ワイムズ(DL)らがメモリアル・スタジアムの熱狂的な雰囲気を体感しました。敗戦という結果にはなりましたが、ネブラスカの歴史とスタジアムの熱気は、今後のチーム強化に向けた重要な要素として注目されています。