栃木県那珂川町の吉野工業所小川第二工場で12日早朝に発生した火災は、発生から24時間以上が経過した13日午前7時時点でも鎮火のめどが立っていない。同社敷地内の倉庫から出火し、工場の一部にも延焼したが、従業員ら計46人は全員避難しており、けが人や逃げ遅れは確認されていない。
発生から24時間が経過も鎮火に至らず
12日午前5時10分ごろ、栃木県那珂川町の吉野工業所小川第二工場で火災が発生した。同工場の警備員が「火災報知機が鳴動したので従業員が確認したところ、倉庫から煙が出ているのを発見した」と119番通報した。朝日新聞などによると、通報から24時間以上が経過した13日午前7時の時点でも消火活動は継続されており、鎮火のめどは立っていない。
倉庫のプラスチック製品が消火を阻む
地元消防によると、出火元は工場敷地内にある樹脂製品を保管していた倉庫である。火勢は敷地内の工場建物の一部にも広がった。消防車など計38台が出動し、夜間を徹して消火活動にあたっているが、倉庫内にあったプラスチックの塊が燃え続けているため、完全な鎮圧には時間を要している。県警那珂川署は、出火当時、倉庫内には人がいなかったとみている。
従業員46人は全員避難し無事
工場は24時間稼働体制をとっていたが、火災発生後、敷地内にいた従業員46人は午前11時35分までに全員が避難を完了した。那珂川署および地元消防は、逃げ遅れた人はおらず、けが人も発生していないと発表した。火災発生直後、現場から約2.5キロ離れた地点では「たき火に似た焦げ臭いにおい」を感じるなどの状況も報告されている。
周辺の民家への延焼リスクは低い
現場は那珂川町役場から北西に約6キロ離れた地点に位置している。周囲には田畑が広がっており、工場敷地外の民家などへの延焼の恐れはないとされている。消防および警察は、現時点で周辺住民に対する避難の呼びかけは行っていない。
- 発生日時:2026年10月12日 午前5時10分ごろ
- 現場:吉野工業所小川第二工場(栃木県那珂川町)
- 人的被害:なし(従業員46人全員避難)
- 消火体制:消防車など計38台で対応
今後の消火活動の見通し
現在も消防による消火活動が続いており、現場では夜間を通して警戒が維持されている。プラスチックの塊が燃え続けている現状から、鎮火までにはさらに時間を要する見通しだ。警察と消防は、鎮火後に実況見分を行い、詳しい出火原因の特定を進める方針である。