日本語版
最新ニュース
日本

イラン支援のフーシ派、サウジへの攻撃激化でリヤドに空襲警報

イエメンの武装組織フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃が激化し、首都リヤドで空襲警報が発令されるなど緊迫が高まっています。

イラン支援のフーシ派、サウジへの攻撃激化でリヤドに空襲警報

イエメンの武装組織フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃が激化し、首都リヤドで空襲警報が発令されるなど緊迫が高まっています。ロイターなどの報道によると、背後で支援するイランが米国の経済封鎖に対抗するため、サウジアラビアのインフラや投資イベントを標的に圧力を強めている構図が浮き彫りになっています。

リヤドへの空襲警報と相次ぐインフラ攻撃

サウジアラビアの民間防衛当局は夜間から早朝にかけて首都や複数の地域に警戒を呼びかけました。ジャーナリストらが首都で複数の爆発音を確認したものの、その後危険な状況は過ぎ去ったと当局は発表しています。

イランの経済的窮地とフーシ派の狙い

一連の軍事作戦の背景には、米国の圧力に対するテヘランの深刻な危機感があります。ロイターが報じた情報によると、2月28日に米国とイスラエルがイランとの間で戦争を開始して以来、経済的および軍事的な締め付けが強まり、イランは身動きが取れない状態に陥っています。

戦略的アドバイザリー企業ホライズン・エンゲージのマイケル・ナイツ氏は、イランが「チョークホールド(絞め技)状態にある」と指摘し、直接ワシントンの方針を変えられないテヘランが、経済的な脆弱性を抱えるサウジアラビアを弱点として激しく叩いていると分析しています。

フーシ派側にも独自の明確な政治的・軍事的要求が存在します。サウジおよび地域の情報筋によれば、フーシ派は権威の承認とイエメンに対する制限の緩和を求めています。

サウジアラビアの経済戦略への打撃と国際社会の対応

この攻勢は、サウジアラビアが国家変革を掲げて推進する経済開発プランを直撃しています。フーシ派は国内のインフラや投資イベントを執拗に狙い、サウジの繁栄そのものを揺るがそうとしています。

イラン支援のフーシ派、サウジへの攻撃激化でリヤドに空襲警報
写真:bbc.co.uk

関係筋は「彼らは交渉の余地が一切ない点に達した」「彼らに軍事行動以外の選択肢はない」と述べた。

泥沼化する紛争の未来と安全保障の危機

ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、米国のドナルド・トランプ大統領に対し、フーシ派に対して直接的な軍事行動を起こすよう要請しました。しかし、関係筋によれば米側は直ちには米軍を直接介入させる姿勢を見せておらず、情報支援や標的設定の補助にとどめています。

イラン支援のフーシ派、サウジへの攻撃激化でリヤドに空襲警報
写真:Reuters

国連安全保障理事会も緊急会合を開き、紅海における航行の自由を維持し、サプライチェーンの混乱を防ぐよう求めています。

イエメン情勢に詳しい専門家ファレア・アル=ムスリミ氏は、現在の状況について強い警鐘を鳴らしています。

ファレア・アル=ムスリミ氏は「私たちは想像しうる最悪の結末に向かっている」「2015年よりもひどい戦争だ。今回はより血なまぐさいものとなり、サウジアラビアはより少ない同盟国とともに参戦することになるだろう」と述べた。

イラン フーシ派に紅海封鎖準備を指示【モーサテ】
執筆者について: nipponese

Nipponese News編集部は、国内外のニュースを日本語で分かりやすくお届けします。