『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン3の最終話において、タンブルトンでの大規模な戦闘とレイニラ女王をめぐる重大な政治的・心理的転換点が描かれました。本国メディアの報道に基づき、原作小説との違いや各キャラクターの動向を詳解します。
タンブルトンの戦いの原作小説との決定的な違い
タンブルトンをめぐる原作小説との決定的な違い、そしてオーモンド・ハイタワー(ジェームズ・ノートン)が人口の多い商人の街を盾として使っている状況が描かれています。ハウス・オブ・ザ・ドラゴンでは、タンブルトンの戦いにおける包囲の構図が原作から逆転しており、オーモンドが街に長く定着した拠点を持っている状態で、レイニラ側が攻撃すべきか否かの重大な道徳的ジレンマに直面することになります。また、オーモンドが子どもたちを人間の盾として使う戦術などはドラマ版オリジナルの要素です。
デイモン・ターガリエンとコアリス・ヴェラリオンの配置変更
さらに、王配デイモン・ターガリエン(マット・スミス)やコアリス・ヴェラリオン(スティーヴ・トゥーサント)、グウェイン・ハイタワー(フレディ・フォックス)といった主要人物たちの配置や行動も、原作から大きく変更されています。原作のタンブルトン戦には参加していないはずのデイモンが、ドラマ版では戦場に姿を現しています。一方、グウェインとコアリスはダエロン・ターガリエン(ベンジャミン・エヴァン・アインズワース)に対し、コアリスを交渉材料として和平を模索しようとしますが、この和平計画もドラマ版独自の展開です。
レイニラ女王のハイ・セプトン聖別拒否への激怒と命令
レイニラ女王(エマ・ダーシー)は、ハイ・セプトンが自身を女王として聖別することを拒否したことに激怒し、軍を率いて教会に乗り込み、エイリン(アブバカール・サリム)に反逆罪としてセプトンを殺害するよう命じました。その後、集まった市民たちの前で演説を行い、自身が予言における「約束された王子」であるとの信念を表明しています。その一方で、息子のジョフリーはキングズ・ランディングに戻っています。

ミサリアの解任とヘレイナの自死
また、ミサリア(ソノヤ・ミズノ)はレイニラの情報頭(マスター・オブ・ウィスパーズ)としての役割から解任されました。ミサリアはヘレイナ(フィア・サバン)に対して「彼女が決してあなたを解放することはないだろう」という別れの言葉を告げます。偽りの日々に耐えかねてうつ病を患い、食事を拒否する元王妃にして囚人であるヘレイナに対し、レイニラは衛兵に強制給餌を命じ、その後ヘレイナは夢のキルトを縫い上げたのちに窓から飛び降りて自らの命を絶ちました。

陣営の混乱とエゴン2世の復活劇も描かれています。コアリスとグウェインによる平和的解決の試みは実を結ばず、ダエロンがオールドタウンのロード・プロテクターとして統治することによる和平提案も実現しませんでした。その一方で、ウェスタロスを巡る旅を続けていたエゴン2世(トム・グリン=カーニー)がついにアエモンド(ユーン・ミッチェル)と再会を果たし、「俺は生きているぞ!」という強烈な一言を残す再会劇が展開されました。