日本語版
最新ニュース
科学&テクノロジー

FIRE達成者が犯しがちな”間違い”は4つある。経済的自立系ポッドキャストを9年運営してきて、私はそれに気づいた | Business Insider Japan

ブラッド・バレット氏はポッドキャスト「ChooseFI」のホスト役を2017年から務めている。ブラッド・バレットブラッド・バレット氏は、35歳でフルタイムの仕事を退職し、経済的自立をテーマとするポッドキャストを始めた。その活動を通してバレット氏は、FIRE達成者が犯しがちな4つの間違いを目にしてきたという。FIREを実践するには、経済的な目標だけでなく、退職後の人生計画を立てることも大切だと、同氏は強調する。日本におけるFIREの"第一人者"が問いかける「本当の幸せ」とは? 三菱サラリーマン・穂高唯希氏 | Business Insider Japan本エッセイは、ポッドキャスト「choicefi」のホスト役を務めるブラッド・バレット氏との会話にもとづいている。Business Insiderは同氏の職歴を確認した。私の経済的自立への旅は、初めて就職したときに始まった。大手会計事務所でキャリアをスタートさせた私は、幸運にも実家に住むことができたので、友人の多くがひとり暮らしのアパートを借りたり、高級車を買ったりしているなか、収入の約90%を貯蓄するよう努めた。私はもともと、どちらかと言えば倹約家で、ほかの人に自分を印象づけることなどにはあまり興味がなかった。ニューヨーク市に住む代わりにバージニア州に引っ越すなど、貯金と我慢は、自分が望む将来への投資だと考えていた。2015年、35歳のときにフルタイムの仕事を退職した。その後、旅行と特典ポイントのウェブサイトを立ち上げ、のちに「choicefi」を始めた。このポッドキャストは2017年以来、7000万回ダウンロードされている。FIRE(経済的自立・早期退職)は魅力的な略語で、初めのころはよく使っていた。しかし、フルタイムで働いているか、パートタイムか、完全に退職しているかは問題ではない。重要なのは、経済的に自立することだ。言い換えれば、人生で唯一本当に大切なもの、つまり自分の時間をコントロールできる状態に達することである。リスナーやニュースレターの読者から寄せられる無数の質問から、私は早期退職者が経済的自立の達成後に不満を抱く原因となる4つの共通の間違いがあることに気づいた。1. 何かから逃れるために退職する私が目にする大きな間違いのひとつは、単純に退職後の人生で何をしたいか、自分でもわかっていないことだ。2013年から2017年ごろにかけて、経済的自立とは、できるだけ早く目標額に到達することばかりを意味し、ほかの側面はほとんど重視されていなかった。状況は改善されつつあるが、「仕事から逃げているのではなく、自分が生きたい人生に向かって進んでいる」という考え方への転換が必要だ。もしそれが単純にスプレッドシートで特定の数字を超えることだけを意味していたなら、そして翌日に目を覚まして、人生が最高になっていることを期待していたなら、私は本当にがっかりしていただろう。2. 実験が足りない退職後の生活に備えて決まった数の趣味をもつのではなく、新しいことをいろいろと試す広い心をもつべきだ。人生の残りをヨットで世界中を旅して過ごす計画を立てるのもいいが、1カ月もしないうちに船酔いになって、途中でやめなければならなくなるかもしれない。だが、それ自体は失敗ではない――ただの実験だ。退職後の余生は何十年も続く可能性がある。仕事をやめたばかりの数年は、精力的に山登りやカミーノ巡礼のようなこともできるかもしれないが、85歳では同じことができないかもしれない。これは私自身も犯した間違いだ。2人の幼い娘を育てることでとても忙しくなったし、実験もあまりしてこなかった。サッカー観戦のような小さなことも含めて、自分が好きなことに没頭するのがうまくできず、今それを修正しようとしている。3. 経済的に自立できたことに誇りをもっていない多くの人が経済的に自立できたことについて話すのをいやがる。やはりある程度は、ほかの人の理解不足や嫉妬に遭遇するからだ。私は、経済的自立について話すのを完全に避けたり、「在宅でコンサルティングをしている」など、何らかの仕事をでっち上げたりする人を見てきた。しかし、正直さは本当に重要で、経済的に自立したことには大きな誇りが伴うべきだ。「私はこのために懸命に働いてきた。自分にとって最も重要である、自由に使える時間のために貯蓄してきた」と言えることに、誇りをもつべきだろう。共感が得られる形で、それを伝える方法もある。そうすることで、ほかの人も経済的自立に興味をもちはじめるかもしれない。たとえば、火曜日の午前10時にハビタット・フォー・ヒューマニティ(Habitat for Humanity)のような慈善団体でボランティア活動をしていて、なぜ定職に就いていないのかと尋ねられたら、その理由を話すことができるだろう。4. 退職するのが遅すぎる「あと1年」症候群は、私がいまだによく目にする間違いだ。人々は退職資金が足りないのではないかと心配して、仕事を辞めたり新しいことを始めたりするのを遅らせる。そのほとんどの場合で、資金はすでに十分すぎるほどで、人々は保守的になりすぎているだけなのである。人々は、人生には限りがあることを理解していない。この地球上で80年か90年生きられれば本当に運がいいほうで、健康でいられる期間はさらに短い。1日、1日と、必要以上に長く働くごとに、取り戻すことのできない唯一の資源である「時間」を無駄にしていることになる。大手法律事務所での仕事にガマンして、私は入社7年目でFIREを達成した。楽しみを犠牲にしたが、後悔はない | Business Insider Japan #FIRE達成者が犯しがちな間違いは4つある経済的自立系ポッドキャストを9年運営してきて私はそれに気づいた #Business #Insider #Japan

FIRE達成者が犯しがちな”間違い”は4つある。経済的自立系ポッドキャストを9年運営してきて、私はそれに気づいた | Business Insider Japan

1756803294
2025-09-02 08:30:00

ブラッド・バレット氏はポッドキャスト「ChooseFI」のホスト役を2017年から務めている。
ブラッド・バレット
  • ブラッド・バレット氏は、35歳でフルタイムの仕事を退職し、経済的自立をテーマとするポッドキャストを始めた。
  • その活動を通してバレット氏は、FIRE達成者が犯しがちな4つの間違いを目にしてきたという。
  • FIREを実践するには、経済的な目標だけでなく、退職後の人生計画を立てることも大切だと、同氏は強調する。
日本におけるFIREの

日本におけるFIREの”第一人者”が問いかける「本当の幸せ」とは? 三菱サラリーマン・穂高唯希氏 | Business Insider Japan

本エッセイは、ポッドキャスト「choicefi」のホスト役を務めるブラッド・バレット氏との会話にもとづいている。Business Insiderは同氏の職歴を確認した。

私の経済的自立への旅は、初めて就職したときに始まった。

大手会計事務所でキャリアをスタートさせた私は、幸運にも実家に住むことができたので、友人の多くがひとり暮らしのアパートを借りたり、高級車を買ったりしているなか、収入の約90%を貯蓄するよう努めた。私はもともと、どちらかと言えば倹約家で、ほかの人に自分を印象づけることなどにはあまり興味がなかった。ニューヨーク市に住む代わりにバージニア州に引っ越すなど、貯金と我慢は、自分が望む将来への投資だと考えていた。

2015年、35歳のときにフルタイムの仕事を退職した。その後、旅行と特典ポイントのウェブサイトを立ち上げ、のちに「choicefi」を始めた。このポッドキャストは2017年以来、7000万回ダウンロードされている。

FIRE(経済的自立・早期退職)は魅力的な略語で、初めのころはよく使っていた。しかし、フルタイムで働いているか、パートタイムか、完全に退職しているかは問題ではない。重要なのは、経済的に自立することだ。言い換えれば、人生で唯一本当に大切なもの、つまり自分の時間をコントロールできる状態に達することである。

リスナーやニュースレターの読者から寄せられる無数の質問から、私は早期退職者が経済的自立の達成後に不満を抱く原因となる4つの共通の間違いがあることに気づいた。

1. 何かから逃れるために退職する

私が目にする大きな間違いのひとつは、単純に退職後の人生で何をしたいか、自分でもわかっていないことだ。2013年から2017年ごろにかけて、経済的自立とは、できるだけ早く目標額に到達することばかりを意味し、ほかの側面はほとんど重視されていなかった。状況は改善されつつあるが、「仕事から逃げているのではなく、自分が生きたい人生に向かって進んでいる」という考え方への転換が必要だ。

もしそれが単純にスプレッドシートで特定の数字を超えることだけを意味していたなら、そして翌日に目を覚まして、人生が最高になっていることを期待していたなら、私は本当にがっかりしていただろう。

2. 実験が足りない

退職後の生活に備えて決まった数の趣味をもつのではなく、新しいことをいろいろと試す広い心をもつべきだ。

人生の残りをヨットで世界中を旅して過ごす計画を立てるのもいいが、1カ月もしないうちに船酔いになって、途中でやめなければならなくなるかもしれない。だが、それ自体は失敗ではない――ただの実験だ。

退職後の余生は何十年も続く可能性がある。仕事をやめたばかりの数年は、精力的に山登りやカミーノ巡礼のようなこともできるかもしれないが、85歳では同じことができないかもしれない。

これは私自身も犯した間違いだ。2人の幼い娘を育てることでとても忙しくなったし、実験もあまりしてこなかった。サッカー観戦のような小さなことも含めて、自分が好きなことに没頭するのがうまくできず、今それを修正しようとしている。

3. 経済的に自立できたことに誇りをもっていない

多くの人が経済的に自立できたことについて話すのをいやがる。やはりある程度は、ほかの人の理解不足や嫉妬に遭遇するからだ。私は、経済的自立について話すのを完全に避けたり、「在宅でコンサルティングをしている」など、何らかの仕事をでっち上げたりする人を見てきた。

しかし、正直さは本当に重要で、経済的に自立したことには大きな誇りが伴うべきだ。「私はこのために懸命に働いてきた。自分にとって最も重要である、自由に使える時間のために貯蓄してきた」と言えることに、誇りをもつべきだろう。

共感が得られる形で、それを伝える方法もある。そうすることで、ほかの人も経済的自立に興味をもちはじめるかもしれない。たとえば、火曜日の午前10時にハビタット・フォー・ヒューマニティ(Habitat for Humanity)のような慈善団体でボランティア活動をしていて、なぜ定職に就いていないのかと尋ねられたら、その理由を話すことができるだろう。

4. 退職するのが遅すぎる

「あと1年」症候群は、私がいまだによく目にする間違いだ。人々は退職資金が足りないのではないかと心配して、仕事を辞めたり新しいことを始めたりするのを遅らせる。そのほとんどの場合で、資金はすでに十分すぎるほどで、人々は保守的になりすぎているだけなのである。

人々は、人生には限りがあることを理解していない。この地球上で80年か90年生きられれば本当に運がいいほうで、健康でいられる期間はさらに短い。

1日、1日と、必要以上に長く働くごとに、取り戻すことのできない唯一の資源である「時間」を無駄にしていることになる。

大手法律事務所での仕事にガマンして、私は入社7年目でFIREを達成した。楽しみを犠牲にしたが、後悔はない | Business Insider Japan

大手法律事務所での仕事にガマンして、私は入社7年目でFIREを達成した。楽しみを犠牲にしたが、後悔はない | Business Insider Japan

#FIRE達成者が犯しがちな間違いは4つある経済的自立系ポッドキャストを9年運営してきて私はそれに気づいた #Business #Insider #Japan

執筆者について: nipponese

Nipponese News編集部は、国内外のニュースを日本語で分かりやすくお届けします。