STARTO ENTERTAINMENTは1日、所属アイドルグループ「timelesz」の猪俣周杜(25)との専属契約を9月30日付で解除したと発表し、今後グループは猪俣を除くメンバーで活動を継続するとした。.
傷害容疑での逮捕と事件の経緯
事件は9月18日の午後10時半ごろ、東京都江東区のコンビニエンスストアの駐車場で発生した。警視庁の調べによると、猪俣は車内で26歳の女性の顔面を複数回殴打した疑いが持たれている。鼻から出血した女性がコンビニで助けを求め、居合わせた第三者が110番通報したことで事態が発覚した。逮捕当日、STARTO社は猪俣の謹慎処分と活動休止を即座に発表し、今後の対応については当局の処分確定を待って判断する方針を示していた。
契約解除に至ったSTARTO社の判断基準
当初、猪俣は警察の取り調べに対し「口論になり手が当たってしまったかもしれない。パニックになった」などと容疑を否認していた。その後、被害者との示談が成立し、25日に留置先の警視庁東京湾岸署から釈放された。STARTO社はこれを受け、本人への聞き取りや事実関係の確認を重ねてきた。その結果、同社は猪俣の行為が専属契約上の重大な違反に該当すると判断し、9月29日の取締役会において契約解除を正式に決定した。会社側は、これが刑事処分とは切り離された、経営判断に基づく処置であることを強調している。
メンバーへの影響とグループの今後
今回の事態に関し、STARTO社はグループの他のメンバー7名への影響を明確に否定した。メンバーは問題の行為を事前に把握しておらず、関与もしていない。また、会社が現時点で確認している限り、これを予見できるような兆候もなかったという。契約解除の判断は会社によるものであり、メンバーに責任を負わせるものではないと説明された。メンバーには解除に至った経緯が説明され、彼らはこの決定を受け入れた。timeleszは今後、猪俣が脱退した8名体制から7名体制へと移行し、活動を継続していくことになる。
所属タレントへのコンプライアンス徹底
STARTO社は今回の事態を「極めて重大な事態」と重く受け止めている。同社は公式発表の中で、エンターテインメント業界での活動がファンの支援や関係者の協力によって成り立っているという基本的な考え方を改めて強調した。その上で、所属する全タレントに対してコンプライアンスの遵守を徹底し、再発防止に向けた取り組みを拡充していく方針を示している。被害者やファン、スポンサーなど、これまでグループを支えてきた関係各所に対しても、会社として改めて謝罪の意を表明した。
捜査の現状と今後の見通し
猪俣については現在、処分保留のまま釈放されており、警察による捜査は依然として継続している。刑事上の処分は現時点では確定しておらず、司法判断の行方が注目される状況だ。今回の契約解除はあくまで事務所との専属契約に基づく措置であり、今後の捜査の進展や検察の判断が、猪俣の私的な立場にどのような影響を及ぼすかは不透明である。ファンの皆様は、再出発を切る7人のメンバーの動向と、本件の捜査の結末を注視することになるだろう。