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米司法省本部、ICE捜査官の公民権剥奪罪での起訴方針を覆し虚偽供述罪に限定

米司法省本部の指示により、ミネアポリスでベネズエラ人移民を銃撃し、その後虚偽の供述をしたとされる米移民・関税執行局(ICE)捜査官クリスチャン・カストロ被告(52)に対する起訴方針が変更された。当初、ミネソタ州の連邦検察官は、法執行権限を背景とした公民権剥奪罪での起訴を準備していたが、ワシントンD.C.の司法省幹部がこれを却下し、起訴内容を「虚偽供述罪」のみ…

A federal agent wears an Immigration and Customs Enforcement badge in New York, June 10, 2025. (AP Photo/Yuki Iwamura, File)

米司法省本部の指示により、ミネアポリスでベネズエラ人移民を銃撃し、その後虚偽の供述をしたとされる米移民・関税執行局(ICE)捜査官クリスチャン・カストロ被告(52)に対する起訴方針が変更された。当初、ミネソタ州の連邦検察官は、法執行権限を背景とした公民権剥奪罪での起訴を準備していたが、ワシントンD.C.の司法省幹部がこれを却下し、起訴内容を「虚偽供述罪」のみに限定したことが明らかになった。

内部での激しい対立と起訴内容の変更

本件を担当したミネソタ州の連邦助任検事マシュー・エバンス氏は、被害者の弁護士らに宛てたメールの中で、今回の決定について可能な限り強い言葉で反対し、全力で戦ったが、十分ではなかったと述べ、司法省本部と連邦検事の指示によるものであると明かした。公民権剥奪罪はジョージ・フロイドさんの殺害に関与した警察官らに適用された罪種と同様であり、重い刑罰が科される可能性があるが、虚偽供述罪での有罪判決となった場合の処罰は、より軽くなる可能性が高いとしている。この経緯はProPublicaが報じた。

事件の経緯と虚偽供述の疑い

事件は今年1月14日、トランプ政権による大規模な移民取り締まり作戦「オペレーション・メトロ・サージ」の一環として、数千人の連邦捜査官が投入されていた際に発生した。カストロ被告は、別の移民を追跡していた際、フリオ・セサル・ソサ=セリス氏の脚を撃ったとされる。

国土安全保障省(DHS)は当初、捜査官らがほうきや雪かき用のシャベルで殴打され、正当防衛で発砲したと説明し、ソサ=セリス氏ら2名を暴行罪で起訴した。しかし、その後のビデオ証拠により、捜査官らの宣誓供述が虚偽であった可能性が浮上。当時のICE局長トッド・ライオンズ氏は、証言が虚偽であったように見えると述べた。これを受け、連邦検察は被害者側の起訴を取り下げた。

司法手続きの現状

カストロ被告は、捜査官にほうきやシャベルで攻撃されたと嘘をついたとして、連邦起訴された。また、ミネソタ州側からも危険武器による暴行や犯罪の虚偽報告などの州法違反で複数の重罪に問われている。テキサス州知事グレッグ・アボット氏がミネソタ州への身柄引き渡しを拒否したため、一時はテキサス州の拘置所に拘束されていたが、先週釈放された。

米司法省本部、ICE捜査官の公民権剥奪罪での起訴方針を覆し虚偽供述罪に限定
Photo: ProPublica

AP通信によると、カストロ被告はテキサス州マカレンの連邦裁判所に出廷し、無罪を主張する意向を示した。裁判所は7万5000ドルの無担保保釈金とGPS足首モニターの装着を条件に釈放を命じ、次回は9月18日にミネソタ州の連邦裁判所に出廷する予定となっている。

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執筆者について: nipponese

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