チャールズ国王が引いた「半イン・半アウト」への明確な境界線
チャールズ国王とヘンリー王子の動向が注目を集める中、英国内では王室復帰を巡る臆測が飛び交っていた。一部の報道では国王が次男である王子を再び人生に迎え入れる可能性が取り沙汰されたものの、王室の実務への復帰については固く拒絶していると伝えられている。国王は、王子が求めていた「半イン・半アウト」の生活を決して認めない姿勢を崩していない。
月曜日、チャールズ国王はヘンリー王子とメーガン妃が英国に戻ったことを受け、夫妻の現状を明確にする書簡の公開を承認した。この書簡は、夫妻がもはや王室の「働くメンバー(working members)」ではなく、「his or her royal highness」という称号を使用しないことを確認している。また、セキュリティ上の問題については関連する警察機関の責任であり、夫妻のチャリティ活動は私的な立場で遂行されると付け加えられた。国王はこの通信を承認した目的について、「疑念や混乱を避けるため(to help avoid doubt or confusion)」であるとしている。
王室の決定について、元王室広報担当のディッキー・アービター氏は、国王が故エリザベス女王の定めた方針を厳格に守る構えであると指摘している。
ディッキー・アービター(元王室広報担当・王室作家)はYahoo報道に対し、実務を担う王族としての復帰という選択肢はなく、国王は母親の言葉に従うべきだと断言しており、中途半端な立場は認められず、王室を離れる選択をした以上、その状態が維持されることになると述べた。
この方針の背景には、夫妻が2020年に英国を離れる際、故エリザベス女王に対して商活動を行いながら公務も継続するという独自の提案を行い、女王によってその提案が却下された経緯がある。チャールズ国王は、母親である先代の判断を覆すことはないとの見方が示されている。
イギリス国内での受け入れに向けたハードルと今後の展望
ヘンリー王子が過去のインタビューやネットフリックスのドキュメンタリー、回顧録『スペア』の中で王室メンバーや制度自体に対して批判を展開したことは、母国である英国民の感情を刺激した。アービター氏は、王子が「橋を焼いた(burnt his bridges)」と述べ、王子が英国民に再び受け入れられるためには率直で誠実な謝罪が必要不可欠であると分析している。

ディッキー・アービター(元王室広報担当・王室作家)はYahoo報道に対し、王子が心からの謝罪を行うまでは、英国国民が彼を再び受け入れることは非常に困難だろうと述べた。
サセックス公が家族と共に英国に戻るという決断を下したのは数週間前のことであり、この出来事は大きな衝撃を与えた。しかし、アービター氏によれば、公爵は非就業の王族(non-working royal)のままであるとされる。