日本語版
最新ニュース
世界

ローマ教皇レオ14世、アルバーノ湖で初の船上プロセッションを率い平和を訴える

ローマ教皇レオ14世は、8月29日にカステル・ガンドルフォのアルバーノ湖で行われた「湖の聖母(マリア・サンティッシマ・デル・ラゴ)」の祝祭に合わせたマリアのプロセッション(行列)に参加し、バチカンによれば、同教皇として初めて同湖の水面を船で移動したと報じられている。カステル・ガンドルフォは17世紀初頭からローマ教皇の夏季別邸が置かれている場所であり、火口湖で…

ローマ教皇レオ14世、アルバーノ湖で初の船上プロセッションを率い平和を訴える

ローマ教皇レオ14世は、8月29日にカステル・ガンドルフォのアルバーノ湖で行われた「湖の聖母(マリア・サンティッシマ・デル・ラゴ)」の祝祭に合わせたマリアのプロセッション(行列)に参加し、バチカンによれば、同教皇として初めて同湖の水面を船で移動したと報じられている。カステル・ガンドルフォは17世紀初頭からローマ教皇の夏季別邸が置かれている場所であり、火口湖であるアルバーノ湖を見下ろす位置にパパ・宮殿が存在している。

ローマ教皇レオ14世がアルバーノ湖で初の船上プロセッションを主導

ファルコ号での航行と平和を訴える祈り

教皇レオ14世は、マリア・サンティッシマ・デル・ラゴ教会でのミサを執り行った後、黄色と白色の花で飾られた小型船「ファルコ号」に乗り込み、聖母マリアの像とともに約25分間、夕暮れのアルバーノ湖を航行した。岸辺に集まった数多くの巡礼者や地元当局者、イタリアの三色旗のたすきをかけた市長らの前で、教皇は世界中の人々や教会をマリアに委ねる祈りを捧げた。

ローマ教皇レオ14世、アルバーノ湖で初の船上プロセッションを率い平和を訴える
Photo: ansa.it

バチカン・ニュースなどの報道によれば、教皇は戦争や苦しみ、分断に満ちた世界に向けて次のように祈りの言葉を述べた。

Pope Leo XIV travels across Lake Albano, Castel Gandolfo, Aug. 29, 2026. Leo took part in a Marian procession on the lake
Photo: EWTN News

「戦争で傷ついた子供たちを慈しみをもって見守り、すべての人に平和への願いを鼓舞してください。憎しみが広がるところには許しを、恐れが支配するところには希望を回復させてください」

また、公的生活において責任ある立場にある人々に対し、正義や自由、すべての人の尊厳、そして共通善を常に促進するよう呼びかけたほか、湖の周辺で暮らし働く人々や平和を求めて訪れる人々への配慮も示した。説教の中では、愛の道だけが命の道であると強調し、憎しみや暴力ではなく、愛と寛容を貫く重要性を訴えた。

歴史的儀式と地域の環境問題

過去には聖パウロ6世やヨハネ・パウロ2世もカステル・ガンドルフォでのマリアのプロセッションに参加したことはあるものの、バチカンによると、ローマ教皇が湖上を船で移動してプロセッションを先導したのは歴史上初めてのことである。この異例の船上行事は、静寂と祈りの雰囲気に包まれ、最後にはカステル・ガンドルフォの市民バンド(今年創立10周年を迎えた)の演奏や、集まった人々による「教皇万歳!」という歓声と長時間の拍手で見送られた。

From Instagram — related to ローマ教皇レオ14世 ロー ーマ マ教, Lake Albano procession

一方で、この歴史的な湖上の航行を契機として、地元の環境保護団体である「レテ・トゥテラ・ローマ・スル(Rete Tutela Roma Sud)」が教皇に対して公開書簡を送り、アルバーノ湖の水位低下や環境問題への懸念を訴える動きも見せている。同団体は、過剰な地下水の汲み上げや土地利用のバランス悪化によって湖が徐々に干からびていると主張し、ガバナンスや環境保護に向けた発言を求めている。

執筆者について: nipponese

Nipponese News編集部は、国内外のニュースを日本語で分かりやすくお届けします。