ウクライナのキーウ近郊ミラ村にある弾薬庫で発生したロシア軍の攻撃による死者数が38人に達し、今年最も犠牲者の多い攻撃となりました。ゼレンスキー大統領は、住宅地に近接して弾薬を保管していた当局の「過失」を非難し、捜査を開始しています。
ミラ村の弾薬庫攻撃と被害の拡大
現地では緊急作業員が消火活動と不発弾の処理を続けていますが、被害状況は深刻です。ロイター通信の取材に応じた住民のリュドミラ・ポリャニチュコさんは、自宅の壁が崩落する恐怖を振り返りつつ、「しかし私たちは生きています。神に感謝します」と述べました。彼女の自宅には、庭に散乱した砲弾や弾薬のベルトが残されており、住宅の構造的整合性が損なわれている状況が報告されています。
ゼレンスキー大統領による「過失」の指摘と捜査
この地域では、わずか2ヶ月前にも同様の弾薬庫への攻撃が発生しており、住民からは軍施設が住宅地に近いことへの怒りの声も上がっています。大統領は、「私たちはすべてのロシアの攻撃と犯罪に対して、正当な対応を求めている」と述べ、今後何らかの報復措置があることを示唆しました。
ロシアの報復予告とエネルギーインフラへの脅威
攻撃の背景には、ウクライナ側によるロシア国内の小売企業やエネルギー施設へのドローン攻撃に対するロシア側の報復があります。ロシア国防省は、ウクライナのエネルギーインフラに対して「大規模な攻撃」を行う準備を進めていると公言しました。クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシア側の民間の経済活動を標的にしたウクライナへの「適切な対応」であると説明しています。
新国防相が直面する270億ドルの資金調達
戦況が激化する中、ウクライナのイェヴヘン・フマラ新国防相は、前任者から引き継いだ270億ドルの財政赤字という難題に直面しています。土曜日に就任したフマラ氏は、最初の記者会見で、同盟国からの支援拡大や、欧州からの900億ユーロ(約1040億ドル)規模の融資の前倒しを含め、資金調達の選択肢を検討していることを明らかにしました。
フマラ氏は、「ウクライナはパートナーに対して明確なビジョンと計画を示す」と強調し、前線での弾薬不足を防ぎ、兵士への給与支払いを優先事項として挙げました。この軍事的な組織再編は、数週間にわたる抗議活動を経て行われたものであり、今後の戦費調達がウクライナの防衛能力を維持するための鍵となります。
The situation remains precarious, with the Russian government's measures on civilian economic activities likely to intensify the already volatile conflict over Ukraine's energy infrastructure.