しかし、カリフォルニア州のロブ・ボンタ司法長官は、パラマウント側の動きを厳しく非難している。パラマウントが和解協議の alleged な内容をリークし、それらを歪めて伝えたことで、誠実さの欠如を示したとボンタ司法長官は声明で指摘した。さらに、同長官はパラマウントがゲームのような駆け引きをやめ、真摯に向き合わない限り、再会談には応じない姿勢を明確にしている。
パラマウントと州司法長官の面会中止とボンタ司法長官の批判
12州の訴訟と巨額の「ティック・クロック」手数料
ボンタ司法長官を筆頭とする12の州の司法長官グループは、ワーナー・ブラザースの資産売却を招き、3月の裁判に向けて10億ドル以上のコストが発生しかねないこの巨大買収に反対の声を上げ続けている。エリソン側は、メディアを通じたアピールや州からの移転をちらつかせる威嚇、さらには納税者にそのコストを負担させようとする申し立てなどによって対抗してきた。
業界関係者は、この一連の動きをチキンレースと表現している。エリソンやマカン・デルラヒムらは脅しと威嚇によってボンタ氏を後退させられると考えているが、それは通用しないと事情通は指摘しており、州側はあくまで裁判を通じて決着をつける構えを崩していない。
和解協議のテーブルに載った過激な要求と業界の懸念
8月21日の通信や準備会合において、州側はパラマウントに対してケーブルテレビ網の複数売却といった構造的救済策を要求していた。また、エリソンが掲げる「年間30本の映画劇場公開」という公約の実現性に疑問を持つ州側は、映画スタジオ部門を分離したままにすることを求めている。

さらに、州側はエリソンに対し、ワーナー・ブラザースの日常的な監督や経営管理に関与しないことを求めるなど、事実上の「毒薬条項」とも言える条件を突き付けている。スタジオ関係者は、莫大な負債を抱える新会社にとってケーブルテレビ網の収益源は不可欠であり、エリソンがこれらの条件を呑むことはあり得ないと指摘している。
ニューサム知事の姿勢と業界に与える実存的脅威
こうした中、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は、和解に向けた対話への支持を表明している。知事は、司法長官自身が法廷闘争よりもボードルームでの解決を望んでいると発言したことに言及し、何が最善の取引であり、どこに着地すべきか、それを詰めていく必要があると述べるなど、水面下の交渉が進んでいることを示唆した。
