リアリティ番組『ザ・チャレンジ』に出演したタイラー・ダックワースが、8月11日にノースダコタ州グランドフォークスの自宅で死去した。44歳だった。グランドフォークス警察(GFPD)によると、ダックワースの階下の住人から「天井から水が漏れている」との通報を受け、警察が室内を確認したところ、バスタブから水が溢れ出しており、その場所で遺体が発見された。警察は、彼が前日には目撃されていたと述べつつ、死因については現在も未確定であると説明している。また、警察当局は現場に事件性は認められず、死因は現在調査中であると明言している。
ジョニー・“バナナズ”・デヴェナンツィオによる追悼
ダックワースの長年の友人であり、かつての共演者でもあるジョニー・“バナナズ”・デヴェナンツィオは、Instagramを通じて追悼の意を表した。8月16日、デヴェナンツィオはザック・ブライアンの楽曲「Pink Skies」をアコースティックギターで弾き語る動画とともに、二人の思い出の写真をまとめたモンタージュを公開した。
「君は友人以上の存在だった。ルームメイト以上の、僕が持てなかった兄弟のような存在だった。安らかに眠ってくれ、タイラー。君はずっと家族だよ」 ジョニー・“バナナズ”・デヴェナンツィオ、リアリティスター
デヴェナンツィオは投稿の最後に、聖書の一節を指す数字「147:3」(「主は心砕かれた者をいやし、その傷を包まれる」)を添えた。
『ザ・リアル・ワールド』から『ザ・チャレンジ』への軌跡
二人の関係は、2006年にMTVの『ザ・リアル・ワールド:キー・ウェスト』のルームメイトとしてキャスティングされたことから始まった。同番組の第17シーズンは、ダックワースとデヴェナンツィオの両名にとってリアリティテレビへの導入部であり、他にもポーラ・メロネック、ジャネル・カサナヴェ、スヴェトラーナ・シュスターマン、ザック・マン、ホセ・タピアが出演していた。
その後、二人は『ザ・チャレンジ』シリーズで何度も競い合うこととなる。ダックワースの主な出演歴は以下の通りである。
- 『ザ・チャレンジ:ザ・デュエル』(2006年)
- 『ザ・ガントレットIII』
- 『カットスロート』(2010年)
- 『ザ・チャレンジ:ライバルズ』(2011年)
- 『オールスターズ2』
- 『オールスターズ3』(2022年)
特に2011年の『ライバルズ』では、過去の衝突があったにもかかわらず、ペアを組んで見事に優勝を果たした。2022年の『オールスターズ3』が、彼にとって同シリーズ最後の出演となった。
葬儀と最後の日々
8月23日、ダックワースの愛する人々は彼の人生を祝うために集まった。デヴェナンツィオは、葬儀の様子を伝える写真や、ダックワースを称えるチラシをSNSで共有した。その投稿には、コールドプレイの「Fix You」をBGMに、以下のようなメッセージが添えられた。

「光が君を家へと導いてくれるだろう。そして、その光がどこへ導こうとも、君がどれほど深く愛されていたか、そして君の存在がどれほど僕たちの心に残り続けるかを分かってほしい。安らかに、兄弟」 ジョニー・“バナナズ”・デヴェナンツィオ、リアリティスター
死去の数週間前である7月31日、ダックワースはミネアポリスで開催された「チャレンジ・マニア」イベントに参加し、他の番組出演者たちと再会していた。彼はその際、Instagramで「地元の代表として、他の出演者たちと共にこの場にいられることを非常に誇りに思う」と綴り、ファンからの長年のサポートに対して感謝を述べていた。