HBO Maxは、映画『スーパーマン』の世界観を舞台にしたスピンオフドラマ『The People v. Gorilla Grodd』の制作を正式に決定しました。DCスタジオおよびワーナー・ブラザース・テレビジョンが手掛ける本作は、8エピソードからなる実写のコメディシリーズとして、ストレート・トゥ・シリーズ(パイロット版なしの全話発注)で製作されます。
ドラマ『The People v. Gorilla Grodd』の概要と制作体制
2026年8月21日、DCスタジオおよびワーナー・ブラザース・テレビジョンは、かねてより制作が噂されていた『スーパーマン』のスピンオフシリーズ『The People v. Gorilla Grodd』のタイトルと詳細を正式に発表しました。本作は、2025年11月に初めて制作が報じられたプロジェクトです。この作品は、Netflixの犯罪ドキュメンタリー風コメディ『アメリカン・バンダル』を手掛けたトニー・ヤセンダとダン・ペローが、ショーランナー、脚本、エグゼクティブ・プロデューサーを担当します。ヤセンダは全8話の監督も務めます。また、DCスタジオの共同会長兼共同CEOであるジェームズ・ガンとピーター・サフランもエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねています。
ゴリラ・シティの王殺害事件を追うジミー・オルセン
物語は、真の犯罪(トゥルー・クライム)を題材にしたモキュメンタリー形式で展開します。物語の核となるのは、デイリー・プラネット紙の記者ジミー・オルセンが制作・出演するドキュメンタリー番組です。公式のあらすじによれば、超知能を持つ類人猿が、ゴリラ・シティの王である父親を殺害した罪で有罪判決を受けた事件を背景に、ジミー・オルセンがその冤罪の可能性を調査するという構成になっています。

公式あらすじには以下のように記されています。「ゴリラ・シティの王である父を殺害した罪で有罪判決を受けた超知能を持つ類人猿。全8話の『真の犯罪』ドキュメンタリーシリーズの中で、デイリー・プラネットのジミー・オルセンが事件を再調査し、ゴリラ・グロッドがメトロポリスで最も有名な殺人事件の一つで誤って有罪判決を受けたのかどうかを追及する。」
この物語の鍵となるゴリラ・グロッドは、1959年にジョン・ブルームとカーマイン・インファンティーノによって生み出されたキャラクターで、宇宙船との遭遇を経てサイキック能力などを獲得したという設定です。これまでDCの「アローバース」の一部としても登場しており、本作では再びスーパーマンの宿敵として描かれます。
スカイラー・ギソンドとジミー・タトロの出演とキャスト陣
主演のジミー・オルセン役には、2025年の映画『スーパーマン』から引き続きスカイラー・ギソンドが続投します。また、タイトルロールであるゴリラ・グロッド役にはジミー・タトロがキャスティングされました。タトロは『アメリカン・バンダル』の第1シーズンでも主演を務めていました。

さらに『スーパーマン』の出演者が再集結しており、ベック・ベネット(スティーブ・ロンバード役)、ミカエラ・フーバー(キャット・グラント役)、ウェンデル・ピアース(ペリー・ホワイト役)が同役で出演します。その他の追加キャストとして、メアリー・ホランド、エドゥアルド・フランコ、アリアン・モーイエド、ダン・ペロー、アンドリュー・リーズ、ティム・バルツの参加も明らかになりました。なお、ダン・ペローはキャストとしても出演予定です。
ジェームズ・ガンとピーター・サフランのコメント
ジェームズ・ガンとピーター・サフランは、今回のキャスティングと作品の方向性について次のように述べています。「スカイラーの素晴らしい演技と、デイリー・プラネットのキャストたちの素晴らしい相性の良さを見て、『スーパーマン』からこの楽しい世界を探求できると確信しました。私たちは、才能あるダン・ペローとトニー・ヤセンダと共に、観客をよりダークで面白い場所へと連れて行くことを楽しみにしています。」
DCUの拡大と今後の展望
本作は、ジェームズ・ガンが脚本・監督を務めた映画『スーパーマン』から広がるDCユニバース(DCU)の重要な一環です。DCUでは既にHBOでシリーズ『Lanterns』が公開されており、映画『スーパーマン』で登場したキャラクターたちが他のプロジェクトへも展開しています。今後は、デヴィッド・コレンスウェットが再びスーパーマンを演じる続編『Man of Tomorrow』も予定されており、本作はその世界観をより深く掘り下げる役割を担っています。
