カンザスシティ・チーフスのオフェンシブ・コーディネーターであるエリック・ビエニエム氏が、トレーニングキャンプに復帰した。ビエニエム氏は、バージニア州の自宅で銃撃され重傷を負った妻のミア氏をサポートするため、約2週間にわたりチームを離れていた。
家族を襲った銃撃事件と逮捕
事件は7月26日(日)、バージニア州アシュバーンにある家族の自宅で発生した。57歳のミア・ビエニエム氏は、複数の銃弾を受け重傷を負い、地元の病院へ搬送された。刑事告訴状によると、犯行に使用されたのは.22口径のルガーで、ミア氏は左前腕と左肩に負傷し、弾丸が胸部を横切ったという。ミア氏は自ら911番通報を行うことができたと、ラウドン郡のマイク・チャップマン保安官がNBC Newsに語った。
また、事件発生前の状況について、ラウドン郡当局への通報記録が明らかになっている。7月24日、事件の2日前には、27歳の男性が「親が自分の武器を差し押さえている」と当局に通報していた。通報者は自身を認定UFCファイターであると称し、武器がないため身を守ることができないと主張していた。当局は当時、誰も武器にアクセスできないと判断し、緊急の対応は不要とした。
遠隔での指導とチームへの影響
ビエニエム氏は妻の付き添いのために即座にチームを離れたが、不在の間もトレーニングキャンプへの関与を続けていた。チーフスは練習のビデオを録画し、ビエニエム氏がリモートで視聴できるようライブフィードを提供していた。パトリック・マホームズQBは、ビエニエム氏がZoomやライブストリーミングを通じてチームと連絡を取り合っていたことを明かしている。
ブレット・ヴィーチGMは、ビエニエム氏が練習中に電話をかけ、アンディ・リードヘッドコーチを通じて新人ランニングバックのエメット・ジョンソン氏に対し、センターからのラインアップ距離が正しくなかったことを指摘したエピソードを紹介した。ヴィーチGMは、こうした細部へのこだわりこそが、チームに必要だった責任感(accountability)を呼び戻すと述べている。チーフスは、前シーズンに6勝11敗と低迷し、1点差の試合で1勝9敗という結果に終わった要因として、細部への注意力が欠如していたと考えていた。
復帰と今後の展望
ミア・ビエニエム氏の状態について、アンディ・リードヘッドコーチは、彼女が集中治療室(ICU)から移され、日に日に回復していると報告した。7月29日の時点で、彼女の状態は安定していたという。
ビエニエム氏は月曜日に練習に復帰し、ファンに向けて戻ってこれて嬉しいと語った。彼の復帰は、基礎への重点的な取り組みと責任感という刺激を攻撃陣に与えている。ビエニエム氏は今シーズン、マット・ナギー氏に代わってオフェンシブ・コーディネーターに復帰していた。
チーフスは、8月15日にロサンゼルス・ラムズとのプレシーズン開幕戦を予定している。
事件および人物概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 事件発生日 | 7月26日 |
| 発生場所 | バージニア州アシュバーン |
| 被害者 | ミア・ビエニエム(57歳) |
| 被疑者 | エライジャ・ビエニエム(27歳) |
| 適用罪状 | 悪意のある負傷、重罪における銃器使用、住居内での銃器発射 |
| 次回の出廷日 | 8月31日 |