カリフォルニア州アーバインで開催された2026年全米水泳選手権の初日決勝で、キャレブ・ドレスエルが男子100メートル自由形を47秒70で制覇し、女子ではアンナ・モエッシュが51秒88の新たなアメリカ新記録を樹立して圧勝した。
2026年7月下旬、カリフォルニア州アーバインで開催されている全米水泳選手権の初日決勝は、トップスイマーたちの圧巻の泳ぎによって幕を開けた。オリンピックの金メダル獲得経験を持つベテランから、大学水界で頭角を現す若手までが顔を揃え、初日からハイレベルな記録が続出した。
男子100m自由形:ドレスエルが47秒70で復活の勝利
男子100メートル自由形では、五輪金メダリストのキャレブ・ドレスエルが圧倒的な存在感を示した。男子の100メートル自由形を47秒70で制したドレスエルは、予選での47秒98に続き、2024年の全米オリンピック選考会以降で最速となるタイムをマークした。
女子100m自由形:モエッシュが自身のアメリカ記録を更新
女子100メートル自由形では、バージニア大学のアンナ・モエッシュが躍動した。自身のアメリカ記録を更新する51.88秒をマークして優勝を果たしたモエッシュは、前半を25.07秒で入り、後半を26.81秒でまとめる驚異的なレース運びを見せた。
女子200mバタフライ:ミシガン大学のベラードが激戦を制す
女子200メートルバタフライ決勝は、ミシガン大学勢による激しいトップ争いとなった。ミシガン大学のハンナ・ベラードがスタートからレースを引っ張り、2分06秒86で全米タイトルを獲得した。ベラードは予選からタイムを大きく縮め、この日の1日で合計3.06秒もタイムを短縮する驚異的な勝負強さを見せた。
また、18歳以下決勝では16歳のオードリー・デリボーが2分07.86秒でジュニアタイトルを獲得し、ジュニアパンパシフィック選手権の代表切符を手にした。
男子200mバタフライ:ウラン多が接戦を制し世界3位の好タイム
男子200メートルバタフライ決勝は、世界王者の貫禄を示すレースとなった。前世界王者のルカ・ウランダがレースを最初から最後までリードし、1分54秒45で優勝を果たした。このタイムは、2026年の世界ランキングで第3位に位置する好記録である。
ウランダをわずか0.14秒差で追い詰めたのが、パリ五輪銅メダリストで現在はアメリカ代表として出場しているイリヤ・ハルンだった。ハルンは1分54秒59で2位となり、同年の世界ランキング4位相当の記録をマークした。ウィスコンシン大学のエンゾ・ソリタリオが1分54秒99の自己ベストをマークして3位に食い込み、熾烈な表彰台争いを締めくくった。