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2025-10-09 13:00:00
セールスフォース(Salesforce)は10月9日(現地時間)、社内ITサポートの負担を軽減する新製品「Agentforce IT Service」を発表した。
「社用PCが壊れた」「パスワードを複数回間違えてセキュリティーロックがかかった」というようなトラブルへの問い合わせに対し、AIエージェントを活用することで対応を効率化する。
Agentforce IT Serviceは一部の機能がすでに利用可能になっており、完全版の製品は10月中に提供される。
従来の「チケット制」が抱えていた問題

従来の社内ITサポートでは、「チケット」と呼ばれる問い合わせ管理の仕組みが一般的になっている。
例えば、社用PCが動かないといったトラブルが起きた時、社員は社内のITサポート用ポータルサイトにアクセスし、フォームに内容を入力して送信。この内容に基づいた問い合わせ票として「チケット」が作られ、IT部門が順番に処理するような流れだ。
問い合わせをした社員はチケット番号(問い合わせ番号)を受け取った後、ITチームからの回答を待つことになる。
しかし、このプロセスには多くの問題があった。まず、フォームへの入力に時間がかかる。また、IT部門からの返信を待っている間は仕事が止まってしまう。
Agentforce IT Serviceは、こうした課題を解決するために開発された製品だ。
SlackやTeamsで話しかければAIが即座に対応

企業がAgentforce IT Serviceを導入すれば、社員は普段使っている「Slack」や「Microsoft Teams」といったチャットツールから、まるで同僚に質問するように「PCを交換してもらえる?」と話しかけるだけで済む。
AIエージェントは社員の質問を理解し、会社のポリシーや社員のプロフィールを確認してその場で回答を提供する。
社員はITサポート用のポータルサイトにアクセスせずに済み、使い慣れているツール内でスピーディーにサポートを受けられる。
万が一トラブルが複雑で人間の判断が必要な場合は、AIが適切なIT担当者に自動的に引き継ぐ仕組み。それまでのやり取りの内容も共有するため、社員は担当者に対して同じ説明を繰り返す必要がない。
IT部門の負担を大幅に軽減

何らかのサポートが必要な社員だけでなく、対応する側のIT部門も、Agentforce IT Serviceの恩恵を受けられる。
「パスワードを忘れた」「ソフトウェアのインストール方法がわからない」といった定型的な問い合わせは、AIエージェントが自動的に処理。これにより、IT部門は単調で反復的な作業ではなく、より複雑な業務に時間を使えるようになる。
また、社内からの報告内容は自動で優先度を判断するなどして分類。複数の社員から同じようなトラブル報告があった場合は、「広範囲に影響する重大な問題」として認識し、優先度を上げて対応する。
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