フランスはムーディーズによるソブリン債格付けの引き下げをかろうじて免れたが、ムーディーズは格付けをAa2に維持しているものの、見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更し、中期的な格下げリスクを示唆している。同庁は、フランスの公的会計の悪化と、実質的な予算改革に向けた「連立を促進しない」政治環境に伴う「リスクの増大」を懸念している。
「これは、フランス政府が予想を上回る財政赤字を防ぐ措置を講じる可能性が低いというリスクの増大を反映している」と格付け会社は指摘している。 2025年の成長率は1.1%と予測されており、復興策によって一部抑制されるものの、公的債務はGDP比115%に達し、欧州目標の60%のほぼ2倍に達する可能性がある。ムーディーズはフランスの見通しをネガティブに引き下げたフィッチと歩調を合わせており、11月29日に予定されているスタンダード・アンド・プアーズの決定に向けての姿勢を示している。
アントワーヌ・アルマン氏はこの決定に注目
この決定は、政府が国会で公的赤字をGDPの5%に削減することを目的とした2025年に向けた600億ユーロの歳出削減計画を議論している中で行われた。アントワーヌ・アルマン経済大臣は、この決定に「留意する」と宣言し、フランスには「真の経済力があり」、「大規模な改革を実行する能力がある」と断言した。同氏は、既に進行中の改革は、特に雇用の面で成果を上げており、国家は「財政の是正」に向けてこの道を継続すると付け加えた。
現在、フランス国債は投資家にとって依然として魅力的だが、その金利はポルトガルやスペインなどのよりリスクの高い国の金利に近づいている。債務負担は、500億ユーロを超える教育に次いで2番目に大きな予算項目であるが、2027年までに最初の予算項目になる可能性がある。政府は2025年に向けて公共支出を削減したいと考えている。 IMFはフランスに対し、計画された節約額についてより「明確にする」よう求めた。
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