日本の防衛省は、中国からの軍事的脅威が高まる中、来年度に向けて前例のない8兆5000億円(590億ドル)の予算を要求した。
日本の予算案としては過去最大規模となるこの予算案は、北京との緊張が高まっている南西諸島を中心に防衛力を強化する計画の一環である。
この提案は、最終承認のために財務省に提出される必要があるが、日本の野心的な5カ年軍事拡張計画の3年目となる。
政府は2027年までに43兆円(2970億ドル)を割り当てる計画で、実質的に年間防衛費を約10兆円に倍増させる。
陸上自衛隊の戦車が2016年10月23日、東京北部の朝霞市にある朝霞基地で行われた自衛隊記念日の式典で閲兵した。防衛省は中国から国を守るため、歴史的な予算を要求している。ユージン・ホシコ/AP通信 ファイルより
この増加により、日本は米国と中国に次ぐ世界第3位の軍事費支出国となる。
北京はここ数年、この地域での軍事的プレゼンスを強化している。
日本の尖閣諸島、中国の釣魚島として知られる係争島嶼の周辺海域への中国の侵入はより頻繁になり、この地域の緊張の高まりにつながっている。
これに対応して、日本は特に東シナ海周辺での防衛強化に努めている。
提案された予算のうち約9700億円(67億ドル)は、反撃能力の強化に充てられている。
これには、イージス級駆逐艦に搭載されているような長距離ミサイルや必要な発射システムの開発と取得が含まれます。
2021年9月17日、東京の正面玄関に立つ防衛省の看板の外観。2021年9月17日、東京の正面玄関に立つ防衛省の看板の外観。ヒロ・コマエ/AP通信
日本はまた、北朝鮮、中国、ロシアが極超音速ミサイル計画を進める中でますます重要になっているミサイル探知能力の向上を目的とした衛星群の構築も望んでいる。
東京はまた、無人システムと人工知能にも多額の投資を行っている。予算案には、監視と戦闘の両方の任務に使えるドローンの開発と調達に1030億円(7億1000万ドル)が含まれている。
さらに、現行型よりも乗組員数が少なくなる新しい多目的小型護衛艦3隻の建造に3140億円(21億7000万ドル)が要求されている。
日本の防衛当局はドローンを「ゲームチェンジャー」と呼び、人的被害を減らし、任務を延長できる可能性を指摘している。こうした技術は、人口の高齢化や労働力の減少など、人口動態の課題に取り組む国にとって極めて重要だとみられている。
最近、自衛隊は募集目標の達成に苦戦しており、昨年の募集人数19,598人のうち、半分しか充足できず、自衛隊の70年の歴史の中で最低の水準となっている。
政府は、出生率の低下と、より魅力的な給与や福利厚生を提供する民間部門との競争が重なったことが原因だと考えている。
#日本は世界第3位の軍事費支出国になる寸前