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1000万契約突破した楽天モバイルが「品質低下」に悩まされた理由。目前の解決策と将来の課題点 | Business Insider Japan

楽天モバイルは2026年2月2日、春商戦に向け「Rakuten最強U-NEXT」をお得に利用できるキャンペーン施策などを発表した。撮影:佐野正弘目標としていた契約回線数1000万の獲得を2025年末に突破し、好調な伸びを続ける楽天モバイル。春の商戦期を迎えた2月2日に同社は記者説明会を実施し「楽天最強のU-NEXT」をお得に利用できるキャンペーンなどを打ち出し顧客獲得の強化を図ろうとしている。だが、契約数が増えるにつれ、楽天モバイルにとって大きな課題となるのが通信トラフィックの増大と、それに伴う通信品質の低下だ。同社はどのような対策を取っているのか、説明会の内容から解説する。1000万契約達成でも「安泰ではない」楽天モバイル。次の正念場は「2026年9月末」にある | Business Insider Japan通信品質の低下が囁かれていた楽天モバイル楽天モバイルの契約数が急拡大した2024年以降、都市部などで混雑が生じやすく、同社の通信品質が低下しているとの声が多く聞かれるようになった。その影響は外部機関の評価からもわかる。楽天モバイルはオリコンの顧客満足度調査で、携帯キャリア部門で3年連続1位を獲得しており、その内容を見ると料金プランや加入手続きなどほとんどの項目で1位を獲得している。だが、「通信速度・安定性」の項目だけは唯一、携帯4社の中で最下位となっている。オリコンのプレスリリースより。楽天モバイルは2025年のオリコン顧客満足度総合調査で、携帯キャリアの満足度ランキングで総合1位を獲得しているが、部門別ランキングを見ると、唯一「通信速度・安定性」では最下位となっている。出典:オリコンとりわけ楽天モバイルの料金プランである「Rakuten最強プラン」「Rakuten最強U-NEXT」は、月額5000円以下でデータ通信が使い放題と、安価ながら通信トラフィックの増加につながりやすい。それだけに楽天モバイルには契約数を増やすだけでなく、通信品質を維持向上させることも同時に求められている。2日の記者説明会ではキャンペーン施策だけでなく、通信品質の改善に向けた取り組みを同時に打ち出していた。楽天モバイルの矢澤俊介社長によると、やはり1000万契約を突破したことで通信トラフィックは大幅に増大しているとのこと。中でも若い人を中心として、ストリーミング動画を再生し続ける「流し見」の文化が定着したことが、トラフィック増加に大きく影響しているという。楽天モバイルにあがっていた「二大改善エリア」そこで楽天モバイルは、顧客からの改善要望が大きい2つの場所で重点的に改善を図っていくことを明らかにした。その1つは人込みの多い繁華街で、そうした場所には通信容量がより大きい5Gの基地局を、オフィス街や住宅地などさまざまな場所に追加で設置。トラフィックを分散させ、混雑時のつながりにくさを改善する取り組みを進めているという。楽天モバイルは人混みの多い繁華街などに向けたトラフィック対策として、人口の多い東京都内で5Gの基地局を追加で設置する工事を進め、トラフィック分散を図っている。撮影:佐野正弘それに加えて商業施設やアリーナなど、多くの人が集まる施設に向けても、新設や改修などの工事タイミングに併せてトラフィック対策を進めている。鉄道の中でも、混雑しやすい東京のJR山手線に関しても、2025年12月時点で主要18駅の5G対応が完了している。トラフィックが大きい東京のJR山手線の駅でも5Gの強化を進めており、主要18駅で5Gへの対応が完了しているとのこと。撮影:佐野正弘ちなみに、楽天モバイルは今回の記者説明会に合わせて5G対応のモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」を、2026年3月頃より発売すると発表。通信量の大きいモバイルルーターを5Gに対応させることで、整備が進んだ5Gの利用を増やす狙いもあると言えそうだ。楽天モバイルは5G対応のモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」の発売を発表。価格は1万6800円だが、条件を満たすと1円で購入できるキャンペーンも実施している。撮影:佐野正弘そしてもう1つ、同社が重点的に対策を進めているのが通信品質低下が特に多く指摘されている地下鉄だ。原因は地下鉄内のネットワーク整備に用いている1.7GHz帯の帯域幅が、多くの場所で5MHz幅しか用いておらず、大容量通信に弱く混雑しやすかったためだ。そこで楽天モバイルでは、その帯域幅を20MHzに広げ、通信容量を4倍に増やす工事を急ピッチで進めた。東京メトロや都営地下鉄といった東京の主要な地下鉄路線では、2026年1月時点で9割近くの工事が終わっており、7月にはほぼ全ての工事が完了する予定だという。楽天モバイル最大の課題とされてきた地下鉄の通信品質対策に関しても、東京メトロや都営地下鉄などでは2026年7月までに改善のための工事がほぼ完了する予定だという。撮影:佐野正弘また首都圏以外でも、大阪メトロや名古屋市営地下鉄など、主要都市の地下鉄でのトラフィック対策も順次進められているそうで、2026年から2027年末頃にかけ、その対応が完了する予定だとしている。次ページ楽天モバイルの将来に必要な施策とは? #1000万契約突破した楽天モバイルが品質低下に悩まされた理由目前の解決策と将来の課題点 #Business #Insider #Japan

1000万契約突破した楽天モバイルが「品質低下」に悩まされた理由。目前の解決策と将来の課題点 | Business Insider Japan

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2026-02-03 00:56:00

楽天モバイルは2026年2月2日、春商戦に向け「Rakuten最強U-NEXT」をお得に利用できるキャンペーン施策などを発表した。
撮影:佐野正弘

目標としていた契約回線数1000万の獲得を2025年末に突破し、好調な伸びを続ける楽天モバイル。

春の商戦期を迎えた2月2日に同社は記者説明会を実施し「楽天最強のU-NEXT」をお得に利用できるキャンペーンなどを打ち出し顧客獲得の強化を図ろうとしている。

だが、契約数が増えるにつれ、楽天モバイルにとって大きな課題となるのが通信トラフィックの増大と、それに伴う通信品質の低下だ。同社はどのような対策を取っているのか、説明会の内容から解説する。

1000万契約達成でも「安泰ではない」楽天モバイル。次の正念場は「2026年9月末」にある | Business Insider Japan

1000万契約達成でも「安泰ではない」楽天モバイル。次の正念場は「2026年9月末」にある | Business Insider Japan

通信品質の低下が囁かれていた楽天モバイル

楽天モバイルの契約数が急拡大した2024年以降、都市部などで混雑が生じやすく、同社の通信品質が低下しているとの声が多く聞かれるようになった。

その影響は外部機関の評価からもわかる。楽天モバイルはオリコンの顧客満足度調査で、携帯キャリア部門で3年連続1位を獲得しており、その内容を見ると料金プランや加入手続きなどほとんどの項目で1位を獲得している。

だが、「通信速度・安定性」の項目だけは唯一、携帯4社の中で最下位となっている。

顧客満足度調査
オリコンのプレスリリースより。楽天モバイルは2025年のオリコン顧客満足度総合調査で、携帯キャリアの満足度ランキングで総合1位を獲得しているが、部門別ランキングを見ると、唯一「通信速度・安定性」では最下位となっている。
出典:オリコン

とりわけ楽天モバイルの料金プランである「Rakuten最強プラン」「Rakuten最強U-NEXT」は、月額5000円以下でデータ通信が使い放題と、安価ながら通信トラフィックの増加につながりやすい。

それだけに楽天モバイルには契約数を増やすだけでなく、通信品質を維持向上させることも同時に求められている。

2日の記者説明会ではキャンペーン施策だけでなく、通信品質の改善に向けた取り組みを同時に打ち出していた。

楽天モバイルの矢澤俊介社長によると、やはり1000万契約を突破したことで通信トラフィックは大幅に増大しているとのこと。

中でも若い人を中心として、ストリーミング動画を再生し続ける「流し見」の文化が定着したことが、トラフィック増加に大きく影響しているという。

楽天モバイルにあがっていた「二大改善エリア」

そこで楽天モバイルは、顧客からの改善要望が大きい2つの場所で重点的に改善を図っていくことを明らかにした。

その1つは人込みの多い繁華街で、そうした場所には通信容量がより大きい5Gの基地局を、オフィス街や住宅地などさまざまな場所に追加で設置。トラフィックを分散させ、混雑時のつながりにくさを改善する取り組みを進めているという。

楽天モバイルの都内5G基地局
楽天モバイルは人混みの多い繁華街などに向けたトラフィック対策として、人口の多い東京都内で5Gの基地局を追加で設置する工事を進め、トラフィック分散を図っている。
撮影:佐野正弘

それに加えて商業施設やアリーナなど、多くの人が集まる施設に向けても、新設や改修などの工事タイミングに併せてトラフィック対策を進めている。

鉄道の中でも、混雑しやすい東京のJR山手線に関しても、2025年12月時点で主要18駅の5G対応が完了している。

山手線のネットワーク強化
トラフィックが大きい東京のJR山手線の駅でも5Gの強化を進めており、主要18駅で5Gへの対応が完了しているとのこと。
撮影:佐野正弘

ちなみに、楽天モバイルは今回の記者説明会に合わせて5G対応のモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」を、2026年3月頃より発売すると発表。

通信量の大きいモバイルルーターを5Gに対応させることで、整備が進んだ5Gの利用を増やす狙いもあると言えそうだ。

楽天WiFiポケット5G
楽天モバイルは5G対応のモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」の発売を発表。価格は1万6800円だが、条件を満たすと1円で購入できるキャンペーンも実施している。
撮影:佐野正弘

そしてもう1つ、同社が重点的に対策を進めているのが通信品質低下が特に多く指摘されている地下鉄だ。

原因は地下鉄内のネットワーク整備に用いている1.7GHz帯の帯域幅が、多くの場所で5MHz幅しか用いておらず、大容量通信に弱く混雑しやすかったためだ。

そこで楽天モバイルでは、その帯域幅を20MHzに広げ、通信容量を4倍に増やす工事を急ピッチで進めた。東京メトロや都営地下鉄といった東京の主要な地下鉄路線では、2026年1月時点で9割近くの工事が終わっており、7月にはほぼ全ての工事が完了する予定だという。

地下鉄の通信品質対策
楽天モバイル最大の課題とされてきた地下鉄の通信品質対策に関しても、東京メトロや都営地下鉄などでは2026年7月までに改善のための工事がほぼ完了する予定だという。
撮影:佐野正弘

また首都圏以外でも、大阪メトロや名古屋市営地下鉄など、主要都市の地下鉄でのトラフィック対策も順次進められているそうで、2026年から2027年末頃にかけ、その対応が完了する予定だとしている。

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楽天モバイルの将来に必要な施策とは?

#1000万契約突破した楽天モバイルが品質低下に悩まされた理由目前の解決策と将来の課題点 #Business #Insider #Japan

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