西アフリカのチャド政府が去る11月28日(以下現地時刻)フランスとの軍事協定終了を発表した。これによりフランスはチャドに駐屯させた千余人の軍隊を撤収させなければならず、同時にアフリカのサヘル地帯での最後の軍事拠点を失うことになった。
アルザジラ・アエフペ(AFP)通信などによると、今回のフランス軍撤退発表は、ジャン・ノエルのすぐフランス外務部長官がチャドから出国して数時間後に出たものだ。また、チャドがフランスと合意せずに決定した事案という点で注目される。
チャド外務省とフランス外務省によると、長官は先立って11月27日、チャド首都ウンジャメナを訪問し、アブデラマン・クーラマラチャド外務省長官をはじめとするチャドの高官に会った。
1時間以上行われた会談で、チャドとフランスの両側は「両国間の友情と協力の歴史的絆を強化するための交流に焦点」を置き、「テロとの戦いに重点を置いた地域の安全保障問題を含む共同関心事を扱った」と明らかにした。
それからすぐに長官のチャド訪問を置いて「チャドとフランス関係の優秀性を強調する。両外交首長は協力を強化するという彼らの確固たる意志を再確認し、共同の挑戦のために一緒に努力するという共同の意志を見せた」と話した。
上記発表によると、すぐに長官がチャドに訪問した時点では、フランス軍撤退に関する内容が言及されていないことが分かる。これに照らしてみると、チャドがすぐに長官が去った後、フランス軍撤収を発表したのには、フランス軍を撤収させるという「確固たる意志」があるということができる。
チャド外務省はすぐに長官が去って数時間が過ぎ、クーラマラ長官名義で声明を発表した。
クーラマラ長官は「2019年に改正されたフランスとの防衛協力協定を終了する」とし「これによりフランス軍がチャドから撤収できるようになった」と明らかにした。
また「今回の決定は1960年フランスで独立して以来、主権国家チャドの歴史的な転換点になるだろう」とし「国家の優先順位によって(フランスと)戦略的な仲間関係を再定義できるだろう」とした。
それと共にフランスに向けて「チャドは協定条項により通知期間を含め終了に明示された条件を尊重するだろう」と明らかにした。
クーラマラ長官は今回の決定を置き、チャドが「完全な主権を主張する時であり、国家的優先順位に従って戦略的同伴者関係を再定義する時」、「成熟して自主的な国家」の決定であることも強調した。
チャドは去る5月大統領選挙を控えて米軍撤退を命令したが、今回はフランス軍撤退決定まで下した。これは最近チャド政府が頻繁に路線を強調してきた中で、過去チャドを植民侵奪したフランスをはじめ西欧諸国を容認しないということだと言える。
これまでフランスはイスラム主義の武装勢力の掃除を名分としてサヘル地帯国家に軍隊を駐屯させてきた。しかし、これまで住民たちの間では、過去の自国を植民侵奪したフランスを糾弾する世論が高かった。
チャド政府の今回の決定にフランス政府は慌てた雰囲気だ。
クリストフ・ルムアン・フランス外務省のスポークスマンはチャドの発表に沈黙してから一日後の11月28日になってから立場を出した。
ルムアン広報担当者は、「フランスはアフリカに駐留したフランス軍の再配置に伴い、同伴者とほぼ2年間話し合い、熟考してきた」とし「そうした文脈でフランスはチャド当局と緊密な対話をしており、チャド当局は安保し、国防協力が発展するのを見たいという意思を明らかにした」と話した。
それと共に今回の発表を「注目」するという反応を見せた。
チャドだけでなく、西アフリカ各国は以前からフランス軍を撤退させようとする動きを見せてきた。
去る7月、サヘル地帯国家であるニジェール、マリ、ブルキナファソ政府は、サヘル国家連合(AES)を創設する条約を締結した。チャドより先にフランス軍に撤収を命じた三国は、国家統合とともに軍隊統合も推進している。
今回のチャドのフランス軍撤退決定は近隣の三国の影響を受けたものかもしれない。
このような雰囲気で11月28日、セネガルのヴァシル・ディオマエ・パイェ大統領はアフペ通信・フランス国営テレビとの対談で「セネガルは独立した主権国家」とし「主権国家内外国軍の基地があるのは不適切だ」と明らかにした。 。
セネガルは西アフリカ沿岸にある国家で、現在フランス軍約350人が駐留している。セネガルでもフランス軍が撤退すれば、西アフリカで西欧陣営の立地はさらに狭くなると予想される。
#西アフリカチャドフランス軍撤退決定セネガルド撤退時事