イギリスのアンディ・バーナム首相は、2016年の欧州連合(EU)離脱をめぐる国民投票にロシアが干渉したと発言し、同様の活動がフランスやドイツでも行われていると11日に公開された政治ポッドキャストのインタビューで警告した。ブレグジットの結果を左右しようとロシアが介入したとイギリスの首相が公言するのはこれが初めてとなる。
ブレグジット国民投票へのロシア干渉を英首相が公言
イギリスのアンディ・バーナム首相は11日に公開された政治ポッドキャストのインタビューにおいて、2016年に実施された欧州連合(EU)離脱を問う国民投票に対し、ロシアが干渉を行っていたとの見解を示した。Yahoo!ニュースの報道によると、ブレグジットの結果を左右する目的でロシアが介入したとイギリスの首相が公式に認めて発言するのは今回が初めてである。バーナム首相は、こうしたロシアによる干渉活動が現在ではフランスやドイツにおいても展開されていると強く警告している。
欧州各国への波及と国際社会の動向
ロシアによる政治介入の動きはイギリス国内にとどまらず、フランスやドイツなどの欧州主要国にも及んでいることが警戒されている。こうした中、欧州連合(EU)は対ロシア制裁の対象を大幅に拡大し、新たに1600の個人および団体を追加することを決定したと共同通信が報じている。米露の接近に対する懸念が強まるなか、欧州首脳らはウクライナへの連帯を改めて表明するなど、安全保障上の緊張感が高まる局面が続いている。
ウクライナ情勢とトランプ氏の発言を巡る米国・欧州の対立
ウクライナをめぐる国際的な枠組みでは、トランプ氏がゼレンスキー氏を批判しロシア製油所への攻撃停止を要求したことがFNNプライムオンラインなどで報じられている。さらに、トランプ氏のロシア産軽油輸入合意に対しては、米国の超党派議員7人が撤回を要求するなど反発の動きも表面化している。ウクライナ大統領が交代を求められるなど戦局を取り巻く環境は厳しさを増しており、各国間の思惑が交錯している。
ウクライナ軍の装備調達と周辺地域の動き
中央日報日本語版の報道によると、日本がウクライナ製のドローンを初めて購入したことが明らかになった。これは実戦からのフィードバックと迎撃技術の習得を狙ったものとされる。また、中南米のメキシコでは、メキシコの麻薬カルテルなどを通じてロシアとウクライナの戦闘に戦闘員として参加する動きが出ているとして捜査が開始されるなど、紛争の影響は世界各地の予期せぬ方面へと波及している。
ドイツ連立政権の動揺と今後の政治見通し
欧州の国内政治においても緊迫した状況が続いている。共同通信の報道では、ドイツの連立与党トップが辞意を表明し、労働相もこれに追随する形で辞任の意向を示したことで、メルツ政権に大きな亀裂が生じていることが伝えられた。ロシアの政治介入への警戒感が欧州全域で高まるなか、各国政府は内政の立て直しと安全保障上の防衛策の強化という二重の課題への対応を迫られている。