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2025-05-31 00:00:00
生成AIは、息を吸うようにウソをつく――。
ある程度、利用したことがある人には、もうおなじみのことですよね。生成AIは恐ろしく便利な半面、基本的には「もっともらしい」回答を返しているだけ。なので、壮大な誤情報であっても、しれっと悪気なくぶち込んでくるのです。ごくたまに、ですが。
実はこの現象、「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれています。ミス(Miss)でも、エラー(Error)でも、フェイク(Fake)でもなく、ハルシネーション(Hallucination)。
文系人間としては、「プロンプト(指示文)」と同様に、どうにも馴染めない言葉です。でも、生成AIとのやりとりを重ねるうちに、納得感が深まってくるんですよね。
これは、まさに“幻覚”だ……。
なにしろ、 “てにをは”も、“言葉遣い”も、“論理展開”も完璧。誤回答なのに、ぱっと見では気づけません。調べて初めて、「いや、これ完全に間違ってるじゃん」と青ざめるのです。
これは、ただでさえやっかいなのに、もし意図的に生み出されたら、とんでもないことになりますよ。25日に再放送された、NHKスペシャル「創られた“真実” ディープフェイクの時代」は、まさにそれを体験できる番組でした。
海外にいるはずの上司から、ビデオ通話で巨額の送金指示。しかし、それが生成AIで作られたディープフェイク動画で、言われるがままに実行した部下は……という空恐ろしい内容だったのです。
もしオレオレ詐欺や劇場型犯罪が、生成AIで”幻覚”のごとく進化したら? どう対応するすべきか、ChatGPTに相談したところ、
1.「本物らしさ=本物」ではない、と自覚する
2.「ちょっと変だな?」と思ったら、必ず一度立ち止まる
3. 孤立しない。相談できる環境を持つ
とのこと。どうやら、「現実を丁寧に生きろ」という逆説的なメッセージのように受け取れます。……これが、ハルシネーションじゃければいいのですが。
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