気象庁が巨大地震の可能性を警告したことを受けて警戒が強まる中、日本の夏休みシーズンは土曜日に本格的に始まった。人々は帰省し、鉄道駅や空港は混雑した。
「コロナウイルスの影響で帰省が5年ぶり。今度は地震だ」と、千葉県在住の小川智弘さん(49)は混雑したJR東京駅で語り、警報を受けて家族と災害への備えについて話し合ったと付け加えた。
気象庁は木曜日、太平洋沿岸を走る南海トラフで巨大地震が発生する可能性があるとして、同地域で初めて注意喚起を発表した。震源地はトラフの西端に近い宮崎県沖を襲ったマグニチュード7.1の地震からわずか数時間後のことだった。
東海道新幹線は中部地方の一部区間で減速運転し、約20分の遅れが生じたが、土曜日は東京発の列車の指定席がほぼ売り切れた。
2024年8月10日、日本の夏休みシーズンの東京の羽田空港は旅行者で混雑している。(共同通信)==共同通信
JR名古屋駅では、横浜市近郊に住む20代の男性が、予防措置としてスマートフォンをフル充電し、普段より多めに水を持ってきたと話した。
東京・羽田空港では、巨大地震による被害が予想される地域行きも含め、国内線の座席がほぼ満席となっている。
「新型コロナウイルスの影響で何度もキャンセルを余儀なくされていた家族旅行に、ようやく行ける。地震も心配だが、あまり心配しすぎることもできない」と、江口正敏さん(48)は沖縄へ出発する前に羽田空港で語った。
宮崎空港では、福岡県から到着した川島陸人さん(24)が「地震で実家が被害に遭っていないか心配だった。無事に帰省できてよかった」と話した。
東京から来た松尾このみさんは空港で家族に抱きしめられて出迎えられ、「余震が心配です」と話した。
南海トラフ巨大地震の発生が想定される地域の一つ、高知県では、両親を訪ねるため愛知県から高知空港に到着した中岡竜太さんが「高知を離れるまでは油断しない」と話した。
香川県からJR高知駅に到着した大学生は「不安もあるが、家族のことも心配だ」と話した。
勧告発令後、中部・西日本の太平洋沿岸を中心に観光地の宿泊施設ではキャンセルが相次ぎ、一部の海水浴場は閉鎖、遊泳禁止となった。
自治体によると、この勧告を受けて愛知県と高知県の避難所には最大64人が避難している。
鉄道各社によると、金曜日から8月18日までの盆休み期間中、7月25日現在、在来線と新幹線の指定席は前年比約1.2倍に増加した。国内線の予約は前年とほぼ変わらなかった。
高速道路運営者らによると、10キロ以上の渋滞が発生する確率は1.6倍高くなるという。
マグニチュード7.1の地震後、日本は巨大地震の可能性に備える
国内旅行が日本のレジャー需要のトップに、コロナ前の水準を下回る
#巨大地震警戒の中日本の夏休みは本格化