| 中国浙江省への上陸と避難状況 |
台風バヴィが浙江省の台州市と玉環市に上陸
台風バヴィ(Bavi)は、2026年7月11日午後11時20分(15:20 GMT)に中国東部の浙江省へ上陸しました。中国の国家気象センターおよび新華社通信の報告によると、上陸地点は浙江省の沿岸都市である台州市とされていますが、一部の報道では同省内の玉環市(Yuhuan)での上陸が記録されています。この台風は今年中国を襲った中で最も強い嵐となりました。
中国当局が浙江省で170万人以上の避難を指揮
上陸に先立ち、中国当局は広範囲で避難を指示しました。浙江省で170万人以上、近隣の省を含めると合計で200万人近くが避難を余儀なくされました。この大規模な避難措置に伴い、浙江省内では学校、職場、屋外活動が全面的に停止されました。交通への影響も甚大で、400便以上の航空機と数十便の列車サービスがキャンセルされ、フェリーの運航も停止されました。浙江省の温州市にある蒼南県などが、台風の影響を強く受ける可能性がある地域として警戒対象となりました。
| 東アジア各地での被害と影響 |
台湾の中央災害業務センターが負傷者134名を報告
中国に到達する前、台風バヴィは日本の南西諸島である先島諸島を襲い、その後台湾の北部をかすめて通過しました。台湾政府の発表によると、台湾では14,605人が避難し、234,481世帯で停電が発生しました。台湾の中央災害業務センター(CEOC)のデータ(7月11日午後8時時点)では、強風によりバイクや自転車から転倒するなどの負傷者が113名報告され、翌7月12日午前7時の時点では、台湾の消防局により負傷者数は少なくとも134名に達したと発表されました。幸いにも、現時点で死者や重傷者は報告されていません。
中国国内においても、上陸後に緊急隊員が道路に散乱した倒木を撤去するなど、復旧作業に追われました。これまでに中国国内での死者や甚大な被害の報告はすぐには出ていませんが、直近の1週間で中国南部および中部では別の嵐(台風マイサーク:7月3日上陸)の影響により、少なくとも39人が死亡し、複数の河川の氾濫や貯水池への影響が発生していました。
| 今後の見通しと気象当局の警戒 |
国家気象センターが杭州市から山東半島への豪雨を予測
中国の国家気象センターによると、バヴィは上陸後に勢力を弱め、7月12日には「強い熱帯低気圧」へと格下げされました。中心付近の最大持続風速は約101km/h(63mph)まで低下しました。しかし、気象専門家は、この台風がフランスほどの大きさに匹敵する巨大な雨雲(雨帯)を伴っていることを指摘し、依然として警戒を呼びかけています。
7月12日朝の時点で、台風の中心は浙江省の杭州市に到達しました。国家気象センターの予報では、台風は今後北西方向へ進み、13日には安徽省東部を通過し、14日には山東半島から北黄海へ抜けると予測されています。この移動に伴い、浙江省、福建省北部、江西省北東部、安徽省南部、さらに北京や河北省の一部を含む広範囲で、24時間にわたり豪雨が続く可能性があると警告されています。当局は、この sprawling(広大な)気象システムがもたらす長期間の降雨による洪水や土砂崩れに対して、引き続き厳重な警戒を呼びかけています。
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