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全国学力テスト3冠の石川県、小中学生の学力向上策と進路への影響を探る

小学校6年と中学校3年を対象とした今年度の全国学力・学習状況調査で、石川県は公立学校の平均正答率で小6国語、中3国語、中3数学のトップに立ち「3冠」を達成したと、北國新聞などが報じた。数学トップは首位タイを含めて6年連続となる。 石川県が達成した全国学力テストの主な成績 石川県は現在の出題形式となった2019年度以降、小6国語と算数、中3国語と数学の4教科で毎年1位か2位を堅持している。2021年度には全4教科トップの快挙も成し遂げた。さらに、3年に1度実施される小中の理科や中3の英語でも4位以上を維持し、安定した学力の高さを証明している。 金沢大学と連携した指導改善の取り組み 北國新聞の報道によると、石川県教委は2009年度から金沢大学と連携し、テスト結果の分析や課題の洗い出しを進めてきた。2011年度には金沢大学の教員を中心とした学力向上プログラム推進チームを結成。問題集の作成や教員の派遣を通じて授業改善を図り、これが成績の底上げに結びついているという。 写真:dメニューニュース 学校現場での積極的な結果活用と調査体制 今年度の全国学力テストと同時に行われた教員向けアンケートでは、前年度テストの結果を学校全体で「よく活用した」と答えた割合が、小学校で70・7%(全国39・3%)、中学校で58・3%(同29・8%)に達した。いずれも全国を大幅に上回っている。県教委の担当者は、改善された授業で子どもたちが勉強に集中した結果だと説明している。さらに県教委は、県独自のテスト形式の調査も実施しており、来年度からは対象学年を変更して一人一人の学力推移を継続的に把握する方針だ。 高い高校進学率と大学進学率をめぐる動向 小中学生からの学力向上策を背景に、石川県の高校進学率は全国的に見ても高い水準にある。昨年3月の都道府県別高校進学率は99・3%で、新潟の99・6%、福井の99・4%に次いで全国3位だった。一方で、北國新聞の報道によれば、石川の昨年3月の大学進学率は63・9%となった。全国平均を2年連続で上回り、過去最高を更新したが、上昇は全国的な傾向で都道府県別では11位にとどまった。東京や京都などの上位都府県には私立の進学校が多いことなどから、小中学校時代のランキングがそのまま高校段階や大学進学の指標に直結するわけではない構造がある。 今後の進路指導と教育の行方 石川県教委の担当者は、大学への進学は本人の意思や家庭の事情など様々な要素が絡むため「学力向上と大学進学率は必ずしも相関しない」と指摘する。秋田県など他の学力上位県でも大学進学率が必ずしも高くない傾向が見られる中、県教委は大学にこだわらず生徒個人個人が希望する進路を歩むことができるよう導いていきたいと話した。今後の持続的な教育改善の成果がどのように子どもたちの進路に結びついていくのかが注目されている。

全国学力テスト3冠の石川県、小中学生の学力向上策と進路への影響を探る

小学校6年と中学校3年を対象とした今年度の全国学力・学習状況調査で、石川県は公立学校の平均正答率で小6国語、中3国語、中3数学のトップに立ち「3冠」を達成したと、北國新聞などが報じた。数学トップは首位タイを含めて6年連続となる。

石川県が達成した全国学力テストの主な成績

石川県は現在の出題形式となった2019年度以降、小6国語と算数、中3国語と数学の4教科で毎年1位か2位を堅持している。2021年度には全4教科トップの快挙も成し遂げた。さらに、3年に1度実施される小中の理科や中3の英語でも4位以上を維持し、安定した学力の高さを証明している。

金沢大学と連携した指導改善の取り組み

北國新聞の報道によると、石川県教委は2009年度から金沢大学と連携し、テスト結果の分析や課題の洗い出しを進めてきた。2011年度には金沢大学の教員を中心とした学力向上プログラム推進チームを結成。問題集の作成や教員の派遣を通じて授業改善を図り、これが成績の底上げに結びついているという。

全国学力テスト3冠の石川県、小中学生の学力向上策と進路への影響を探る
写真:dメニューニュース

学校現場での積極的な結果活用と調査体制

今年度の全国学力テストと同時に行われた教員向けアンケートでは、前年度テストの結果を学校全体で「よく活用した」と答えた割合が、小学校で70・7%(全国39・3%)、中学校で58・3%(同29・8%)に達した。いずれも全国を大幅に上回っている。県教委の担当者は、改善された授業で子どもたちが勉強に集中した結果だと説明している。さらに県教委は、県独自のテスト形式の調査も実施しており、来年度からは対象学年を変更して一人一人の学力推移を継続的に把握する方針だ。

高い高校進学率と大学進学率をめぐる動向

小中学生からの学力向上策を背景に、石川県の高校進学率は全国的に見ても高い水準にある。昨年3月の都道府県別高校進学率は99・3%で、新潟の99・6%、福井の99・4%に次いで全国3位だった。一方で、北國新聞の報道によれば、石川の昨年3月の大学進学率は63・9%となった。全国平均を2年連続で上回り、過去最高を更新したが、上昇は全国的な傾向で都道府県別では11位にとどまった。東京や京都などの上位都府県には私立の進学校が多いことなどから、小中学校時代のランキングがそのまま高校段階や大学進学の指標に直結するわけではない構造がある。

今後の進路指導と教育の行方

石川県教委の担当者は、大学への進学は本人の意思や家庭の事情など様々な要素が絡むため「学力向上と大学進学率は必ずしも相関しない」と指摘する。秋田県など他の学力上位県でも大学進学率が必ずしも高くない傾向が見られる中、県教委は大学にこだわらず生徒個人個人が希望する進路を歩むことができるよう導いていきたいと話した。今後の持続的な教育改善の成果がどのように子どもたちの進路に結びついていくのかが注目されている。

執筆者について: nipponese

Nipponese News編集部は、国内外のニュースを日本語で分かりやすくお届けします。