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京都新聞の読者アンケート、中年男性のファッション観やブランド調査の結果公表

生成AIが作成した「休日のショッピングモールで見かける中年男性の服装」画像をきっかけに、50代以上の男性409人を対象にした読者アンケートが実施された。Yahoo!ニュースなどで報じられた調査によると、全体の7割超がファッションに「興味がある」と答え、流行にとらわれない独自のスタイルやブランド選びの現実が浮き彫りになった。 400人のアンケートから浮き彫りになる中年男性のリアル 京都新聞の双方向型報道「読者に応える」のLINE登録者の男性を対象にしたアンケートには、409人の回答が集まった。内訳は60〜69歳が33%と最多を占め、70〜79歳が32%、50〜59歳が27%と続いた。今年6月に交流サイト上で青色のシャツにベージュのチノパン、縦型ボディーバッグという生成AIによる「ごく普通」の服装が議論を呼んだことを受け、当事者である世代の意識を尋ねた形となる。 装いへの関心について問うたところ、「ある」と答えた人は73%に上り、「ない」の27%を大きく引き離した。コーディネートで参考にする項目では、「他人に左右されず、自分が好きと思う服を着る」が236人で最多となり、「普段の暮らしに合わせる」の120人を大きく上回った。若い世代が情報収集に利用するSNSなどのメディアを参考にする割合は、10項目の選択肢のうち7番目にとどまっている。 ユニクロと無印良品が示す圧倒的な支持 コーディネートのポイントとして最も多く挙げられたのは「清潔感」だった。続いて「動きやすさや着心地」、「年相応」、「TPOに配慮」などが並び、8項目中「流行」は7番目という低い順位になった。トレンドを追うことよりも、個人の好みや着心地の良さを重視し、清潔感を意識したスタイルが支持されている実態が示されている。 よく買うブランドの自由記述では、ユニクロと無印良品の名前が圧倒的な数で挙がった。ほかにはワークマン、モンベル、アディダス、しまむら、イオンのプライベートブランドを選ぶ声があり、バーバリー、ラルフローレン、ラコステといったファッションブランドを挙げる回答者も散見された。物価高やアパレル業界に対しては「値段が年々上がって大変」といった声も寄せられている。 世代ならではの思いと多様なこだわり 服に対する思いや悩みとしては、「老けてみられないように」という70代の意見が最も多く見られた。実際の装いについて、京都市上京区の70代男性は「年相応に赤、オレンジは避けています」と語る一方、亀岡市の50代男性は「年を取ってからは派手な服を着たほうがいいと思っています」と述べるなど、アプローチは分かれている。 若いころのスタイルを貫く層がある一方で、体形の変化や現実とのギャップに戸惑う声もある。京都府内の60代からは「アイビースタイルが好きなので、今も追求しています」という声が聞かれる半面、別の60代男性は「中高生時代に大きな影響を受けた70年代ロックファッションにこだわりがあるが、体形的に厳しくなってきた」と明かしている。天然素材100%の品が少ないといった機能面や選択肢への要望も上がった。 研究者が読み解くシニアのファッション観 アンケート結果について、新刊「何がダサいを決めるのか」を出版した神戸大学の平芳裕子教授は、回答数の多さと7割の人が関心を示した点に注目する。50代後半から60代前半の世代が若かったころ、ファッション誌が流行を先導していた時代の強みが表れていると指摘する。 平芳教授は、男性向けのおしゃれなブランドがなかなか増えない背景について、「男性はおしゃれに無頓着な方がかっこいい」という古くからの価値観があると分析する。若い世代の学生が「ファッションは自己表現」と話しつつもSNSでの見え方を重視するのに対し、シニアにとってはリアルな自分を見てもらうためのコミュニケーション手段であり、アイデンティティーを構築する重要な要素であると解説している。

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生成AIが作成した「休日のショッピングモールで見かける中年男性の服装」画像をきっかけに、50代以上の男性409人を対象にした読者アンケートが実施された。Yahoo!ニュースなどで報じられた調査によると、全体の7割超がファッションに「興味がある」と答え、流行にとらわれない独自のスタイルやブランド選びの現実が浮き彫りになった。

400人のアンケートから浮き彫りになる中年男性のリアル

京都新聞の双方向型報道「読者に応える」のLINE登録者の男性を対象にしたアンケートには、409人の回答が集まった。内訳は60〜69歳が33%と最多を占め、70〜79歳が32%、50〜59歳が27%と続いた。今年6月に交流サイト上で青色のシャツにベージュのチノパン、縦型ボディーバッグという生成AIによる「ごく普通」の服装が議論を呼んだことを受け、当事者である世代の意識を尋ねた形となる。

装いへの関心について問うたところ、「ある」と答えた人は73%に上り、「ない」の27%を大きく引き離した。コーディネートで参考にする項目では、「他人に左右されず、自分が好きと思う服を着る」が236人で最多となり、「普段の暮らしに合わせる」の120人を大きく上回った。若い世代が情報収集に利用するSNSなどのメディアを参考にする割合は、10項目の選択肢のうち7番目にとどまっている。

ユニクロと無印良品が示す圧倒的な支持

コーディネートのポイントとして最も多く挙げられたのは「清潔感」だった。続いて「動きやすさや着心地」、「年相応」、「TPOに配慮」などが並び、8項目中「流行」は7番目という低い順位になった。トレンドを追うことよりも、個人の好みや着心地の良さを重視し、清潔感を意識したスタイルが支持されている実態が示されている。

よく買うブランドの自由記述では、ユニクロと無印良品の名前が圧倒的な数で挙がった。ほかにはワークマン、モンベル、アディダス、しまむら、イオンのプライベートブランドを選ぶ声があり、バーバリー、ラルフローレン、ラコステといったファッションブランドを挙げる回答者も散見された。物価高やアパレル業界に対しては「値段が年々上がって大変」といった声も寄せられている。

世代ならではの思いと多様なこだわり

服に対する思いや悩みとしては、「老けてみられないように」という70代の意見が最も多く見られた。実際の装いについて、京都市上京区の70代男性は「年相応に赤、オレンジは避けています」と語る一方、亀岡市の50代男性は「年を取ってからは派手な服を着たほうがいいと思っています」と述べるなど、アプローチは分かれている。

若いころのスタイルを貫く層がある一方で、体形の変化や現実とのギャップに戸惑う声もある。京都府内の60代からは「アイビースタイルが好きなので、今も追求しています」という声が聞かれる半面、別の60代男性は「中高生時代に大きな影響を受けた70年代ロックファッションにこだわりがあるが、体形的に厳しくなってきた」と明かしている。天然素材100%の品が少ないといった機能面や選択肢への要望も上がった。

研究者が読み解くシニアのファッション観

アンケート結果について、新刊「何がダサいを決めるのか」を出版した神戸大学の平芳裕子教授は、回答数の多さと7割の人が関心を示した点に注目する。50代後半から60代前半の世代が若かったころ、ファッション誌が流行を先導していた時代の強みが表れていると指摘する。

平芳教授は、男性向けのおしゃれなブランドがなかなか増えない背景について、「男性はおしゃれに無頓着な方がかっこいい」という古くからの価値観があると分析する。若い世代の学生が「ファッションは自己表現」と話しつつもSNSでの見え方を重視するのに対し、シニアにとってはリアルな自分を見てもらうためのコミュニケーション手段であり、アイデンティティーを構築する重要な要素であると解説している。

執筆者について: nipponese

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