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仏政府、学生デモの激化で最大500校を閉鎖へ 教員不足などに抗議し5千人拘束

フランス国内で過密教室や教員不足などに抗議する高校生らのデモが激化し、これまでに5,000人以上が拘束された。仏政府は安全確保を理由に、月曜日から最大500校を全一部閉鎖する方針を発表している。.

仏政府、学生デモの激化で最大500校を閉鎖へ 教員不足などに抗議し5千人拘束

フランス国内で過密教室や教員不足などに抗議する高校生らのデモが激化し、これまでに5,000人以上が拘束された。仏政府は安全確保を理由に、月曜日から最大500校を全一部閉鎖する方針を発表している。.

デモの全国的拡大と治安部隊との衝突

パリ郊外の高校を発端とした抗議活動は全国に飛び火し、各地で学校のブロックやバリケードの構築が相次いだ。パリやリヨンなどでは催涙ガスが使用される激しい衝突に発展し、ゴミ箱や自転車に火が放たれるなどの混乱が生じている。リヨンでは、10月2日に「私たちは負担を強いられるのではなく、支援を必要としている」と書かれたボードを掲げる生徒の姿が確認された。

内務省によると、これまでに全国で約5,000人が拘束されており、そのうちの大部分が未成年である。10月1日だけで1,949人が逮捕され、305人の警察官や国家憲兵隊員が負傷した。また、内務省の数字では、フランス全土にある3,700校の高校(lycées)のうち1,027校がこの運動の影響を受け、そのうち222校で封鎖が行われたことが報告されている。抗議に参加する高校生らは、教室の過密化や教員の不足、老朽化した施設の改善を訴えている。ある17歳の生徒は、1クラスに35人が詰め込まれている現状を明かした。また、一部の教師は、パリの富裕層地域にある高校は設備が整っているが、郊外や地方では何も設備がないと指摘している。

暴力的な事例も報告されており、南部のマルセイユでは、サン=テグゼペリ高校に駆けつけた消防車を数百人の若者が包囲し、消防士を車両から追い出した後に車に放火した。同市のヴィクトル・ユゴー高校では、校長がガソリンを浴びせられる攻撃を受け負傷したと検察事務所が発表した。また、北西部のナントでは、職員への暴力的な集まりの後、高校の入り口で火災が発生し、消防隊が消火にあたった。ナントのオリヴィエ・シャトー副市長は、ネルソン・マンデラ高校の火災は制御されており、負傷者は出なかったと述べた。さらに、北東部のストラスブールでは、暴徒やデモ参加者の移動を制限するため、地域知事によって路面電車の運行停止が命じられた。

政府による学校閉鎖と政治的対立

事態の深刻化を受けて、エドゥアール・ジェフレ教育相は月曜日から400から500校規模の高校で授業を全面または部分的に停止すると発表した。これまでに24校が放火や略奪の被害を受けており、安全上の理由から措置に踏み切った形だ。ジェフレ教育相は、金曜日の時点で3,700校中560校以上の教育活動が妨げられていたと述べ、月曜日の閉鎖数もこれと同程度になるとの見通しを示した。

政府高官らは暴徒化した集団について激しい懸念を示しており、ジェフレ教育相は強硬姿勢を強めている。

「高校生の運動は、超暴力的な過激派グループに人質にされている」

Édouard Geffray, フランス教育相

ジェフレ教育相は、左派の活動家が学生運動に潜入し、学生から主導権を奪って極端な暴力を煽っていると主張した。また、教育関係者78人が負傷したことを挙げ、「前例のない事態だ」と述べた。一方、ジェラルド・ダルマナン法務相は、子供たちが起こした損害について親に責任を負わせ、修理費用を支払わせるよう検察に求めたと明らかにした。

仏政府、学生デモの激化で最大500校を閉鎖へ 教員不足などに抗議し5千人拘束
写真:NDTV

この混乱をめぐり、政治的な対立も深まっている。政府は、左派政党「屈しないフランス(LFI)」がデモを扇動していると非難した。これに対し、LFIの幹部であるマニュエル・ボンパール氏は、政府が「陰謀論に陥っている」と反論した。また、LFIの指導者ジャン=リュック・メランション氏は、党としては「非暴力的な闘争方法」を呼びかけていたと述べ、どのような情報機関が党の関与を主張したのかを問うた。一方で、右派政党「リコンケト(Reconquete)」のサラ・クナフォ議員は、LCIのニュース番組で、国家が提供したものを破壊している生徒たちを「野蛮な暴徒」であると激しく非難し、権威ある統制が必要だと主張した。

今後の動向と不透明な見通し

しかし、抗議の主催者側は政府の対応に具体的な対策が見られないとして、火曜日にも大規模なデモの継続を呼びかけており、緊張状態がどこまで続くのか予断を許さない状況が続いている。「L’Union Étudiante」および「Union Syndicale Lycéenne」は10月6日に全国的な学生動員を呼びかけており、「FAGE」と「UNEF」もこの運動を支持している。

国際的な反応もあり、イランの外務省報道官バカエイ氏は、フランス治安部隊による抗議者への暴力的な取り締まりを非難し、基本的人権と自由の保護を求めた。また、アムネスティ・インターナショナルは、学生たちの声に耳を傾けるべきであり、弾圧すべきではないとの見解を示している。

執筆者について: nipponese

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