1752667564
2025-07-16 10:00:00
先日、洗い物をしていたら手が滑って、お皿の一部を割ってしまった。お気に入りのお皿なので捨てるのは惜しいけれど、欠けてしまったままでは使えない……。
初心者向けの金継ぎキット
どうしようか迷っていたとき、最近よく聞く「金継ぎ」というワードを思い出した。金継ぎとは、割れたり欠けたりした陶磁器などを、漆を使って修復し、金粉や銀粉などで装飾する技法だそう。これならお皿を修復できるのでは? と思ったものの、金継ぎというと何となく難しそうなイメージがある。何とか簡単にできる方法はないのかと探してみたところ、初心者向けの金継ぎキットを見つけた。

金継ぎラウンジの「金継ぎキット・スターターキット」は、金継ぎを気軽に始めてみたい人のためのキットだ。金継ぎに必要なものは全てセットされているほか、わかりやすい説明書と解説動画付き。漆を使わないので、金継ぎに取り組むのが初めてでも手に取りやすい仕様となっている。さっそくこのキットを使って、お皿の修復にチャレンジしてみることにした。
実際に金継ぎをやってみた

キット専用のポーチには、接着剤や真鍮粉、紙やすりなど必要なものが全て収納されている。ほかにカッターやマスキングテープなどを使用する場合もあるため、それらは各自で用意する。

まず、エポキシ接着剤2液を同量出し、混ぜ合わせる。このとき、片方だけが多く出てしまい、同量出すのに少し苦労した。

混ぜ合わせたら、接着したい面につまようじなどで接着剤を塗り、割れた部分に接合。ズレないよう気をつけながら、マスキングテープで仮止めする。接着剤は5分ほどで固まるので少し待つ。固まらないうちに早く接合しなければとやや焦ってしまったからか、あとから見たら接合部分にやや段差ができてしまったのが悔やまれる。

接着剤が固まったら、はみ出した部分をカッターで削り取っていく。

細かな欠けや段差はエポキシパテで埋めるとよいそう。きれいにパテをつけるのが難しいと感じたが、少し溝が気になる部分に埋め込むようにするとうまくいった。

パテが乾いたら、紙やすりで余分な部分を削り、段差などをなめらかに整える。

最後に、接着部分を金色に塗る。真鍮粉にテレピン油を混ぜて溶かし、合成樹脂を混ぜ合わせる。この合成樹脂は、食品衛生法をクリアしたものを使用しているというから安心だ。

接着部分をなぞるように筆で金色の線を描き、24時間程度乾かせば完成。金の線が思ったより太くなってしまい、力加減の難しさを感じた。途中、解説の動画を見ながら進めたところ、トータルでかかった時間は約2時間ほど。思ったより時間はかからなかった印象だ。

乾かしたものを触ってみると、しっかりと接着されていた。これなら普段づかいには問題なさそうだ。少し太めの金色の線にも、これはこれで愛着が湧く。ただ、この方法で金継ぎを行った器は電子レンジやオーブンの使用はできない。誤って使わないよう、注意が必要だ。
器をより大事に使いたくなった

私は手先があまり器用ではないため、初心者向けとはいえ本当に金継ぎができるのか不安だった。ところがこのキットで説明書通りに進めてみたところ、初めてでも無事に金継ぎを成功させることができた。ところどころ少し難しく感じる部分はあったが、自分でお皿を修復するのは楽しく、モノを大事に使いたい気持ちもより強くなった。もしまた器を割ってしまうことがあったとしても、修復できる方法を知っているのは心強い。今回金継ぎをしたお皿を、今後もより大事に使っていきたい。
#不器用でも金継ぎは簡単にできるかなえてくれたのはAmazonで買えるスターターキットだった #Business #Insider #Japan