フィラデルフィア・セブンティシクサーズは10月3日、Xfinity Mobile Arenaにて恒例の公開スクリメージ「ブルー・ホワイト・スクリメージ」を開催しました。今オフに加入したレブロン・ジェームズとジェイレン・ブラウンのお披露目となったこのイベントには、約1万人のファンが詰めかけ、新体制の船出を見守りました。長期にわたりチームのPAアナウンサーを務めるマット・コードが復帰し、ジェームズをスターティングラインナップに呼び込むと、会場のボルテージは最高潮に達しました。
10月3日の公開スクリメージでのデビュー
ジェームズにとって、この日はシクサーズのジャージを着用して臨む初の公式な公開イベントとなりました。試合では、タイリース・マクシーからのパスをジェームズが豪快なアリウープで締めくくるなど、期待された連携が早くも実戦で見られました。また、ジェームズはアウトサイドからのスリーポイントシュートも沈め、昨季ロサンゼルス・レイカーズで平均20.0得点、6.1リバウンド、7.1アシストを記録した多才な能力を披露しました。ジェームズは試合後、「ファンからの声援を聞くのは素晴らしいことだった」と述べ、このスクリメージがチームへの適応プロセスにおける「素晴らしい第一歩」になったと語りました。
ジョエル・エンビードの健康状態と役割の変容
ジョエル・エンビードはスクリメージの中でドライブから左手でのダンクを成功させ、観客を沸かせました。ジェームズは、2024年のオリンピック時と比較して「彼は以前よりもはるかに健康だ」と評価しています。エンビード自身は冗談めかして「キャリア最後のダンクになるかもしれない」と笑いを誘いましたが、ニック・ナースHCの下で構築されるファイブアウト・スタイルのオフェンスにおいて、中心的な役割を果たすことが期待されています。チームは、エンビードの健康を維持するために、レギュラーシーズンでは最大60試合程度の出場に抑える計画を検討しています。
マイク・ガンゼーが語るチームの化学反応
今夏、フロントオフィスの指揮を執るバスケットボール運営部門社長のマイク・ガンゼーは、ジェームズやジェイレン・ブラウンといった大物選手を迎え入れ、チームの再構築を進めました。ガンゼーは、多くの新戦力が融合する中で、練習やスクリメージを通じて互いの理解を深めることが重要だと強調しています。また、ガンゼーは41歳のジェームズがトレーニングキャンプで見せている献身的な姿勢を高く評価しており、彼がルーズボールに飛び込む姿がチームに好影響を与えていると明かしました。
「我々には非常に多くの新しい顔ぶれが揃っている。だからこそ、プレーを通じて不協和音を取り除き、互いを学び、ケミストリーを構築していくことが最善の方法だと思う。それは楽しいプロセスだ。」 マイク・ガンゼー、76ersバスケットボール運営部門社長

優勝への決意と今後の展望
ジェームズがシクサーズを選んだ理由は明確です。彼はポッドキャスト「Mind The Game」の中で、マクシーとの関係性、ブラウンの獲得、そしてエンビードに初のチャンピオンリングをもたらすことが自身の目標であると語りました。12月に42歳を迎えるジェームズは、「家族をロサンゼルスに残してまで、プレーオフの2回戦で負けるためにここに来たわけではない」と断言しています。シクサーズは1983年以来となる優勝を目指しており、ジェームズは「このリーグが提供できるすべての経験を積んできた。その経験をチームの全員に伝えたい」と意気込みを見せています。チームは10月20日のニューヨーク・ニックスとの開幕戦に向け、調整を続けています。