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ラトビア総選挙、クルベルクス首相の統一リストが過去最多の42議席を獲得

10月4日までに発表された暫定開票結果および出口調査によると、ラトビアのサエイマ(100議席の国会)で行われた総選挙で、アンドリス・クルベルクス首相が率いる「統一リスト」が得票率35.4パーセントを記録しました。これにより、同党は42議席を獲得する見通しです。…

ラトビア総選挙、クルベルクス首相の統一リストが過去最多の42議席を獲得

10月4日までに発表された暫定開票結果および出口調査によると、ラトビアのサエイマ(100議席の国会)で行われた総選挙で、アンドリス・クルベルクス首相が率いる「統一リスト」が得票率35.4パーセントを記録しました。これにより、同党は42議席を獲得する見通しです。

アンドリス・クルベルクス首相の統一リストが議会選挙で過去最多の議席を獲得

この議席数は、1991年にソビエト連邦からの独立を回復して以来、同国の議会選挙における単一政党としては過去最多の記録となります。これまでの最高記録は、1993年に「ラトビアの道」が獲得した36議席でした。

選挙戦を振り返り、クルベルクス首相は投票日夜の取材に対して次のように述べています。

「人々が真の変化を求めていることを意味している。」

Andris Kulbergs、ラトビア首相(Euronews報道)

首相はさらに、この勝利が経済成長と子どもたちのための未来につながると強調しました。

ロシアの脅威と生活費の高騰が浮き彫りにした安全保障の争点

今回の総選挙は、ロシアによるウクライナ侵攻から4年以上が経過し、ロシアとベラルーシに国境を接するバルト海の小国ラトビアにおいて、安全保障と経済問題が最大の争点となりました。欧州連合(EU)および北大西洋条約機構(NATO)の加盟国であるラトビアでは、ロシアが主要な安全保障上の脅威とみなされており、防衛費の増額やウクライナへの支援継続が議論の中心となりました。

クルベルクス首相は、国境地域の防衛力強化と経済の重要性について次のように訴えています。

「私たちはヨーロッパの外側の国境に位置しているため、強い経済……そして強い国境地帯を持たなければならない。それが主要な任務だ。」 Andris Kulbergs、ラトビア首相(Euronews報道)

ポピュリスト政党の伸長とロシア系住民の動向

有権者の約3分の一を占めるロシア系少数民族の投票行動には変化が見られ、保守系ポピュリスト政党の「ラトビア・ファースト」や、親ロシアとされる「ソブリン・パワー/若いラトビア人」連合が支持を集めました。「ラトビア・ファースト」は得票率13.1パーセントで17議席を獲得し第2党につけ、「ソブリン・パワー」連合は11.7パーセントで14議席を獲得しました。

Andris Kulbergs
写真:DW.com

かつてロシア系住民の大部分を代表していた「ハーモニー」などの伝統的政党が影響力を失う中、新興のポピュリスト勢力は、インフレや生活費の高騰に不満を持つロシア系有権者の受け皿となりました。「ソブリン・パワー」は、ウクライナへの軍事支援に反対する唯一の政党として選挙戦を戦いましたが、主要政党の多くは同党との連立協力を明確に拒否しています。

次期連立政権の行方と議会の勢力図

99.9パーセントを超える開票が進んだ結果、サエイマ(国会)には合計6つの政治勢力が議席を確保する見込みとなりました。「統一リスト」は単独過半数には9議席足りず、政権を維持するためには連立政権の枠組みを模索する必要があります。報道によると、新たな連立の枠組みとしては、10議席を獲得した「国家同盟」や、7議席を獲得した「新統一」などが想定されており、これらが合流すれば過半数を大きく超える安定した多数派を形成できるとされています。

ラトビア総選挙、クルベルクス首相の統一リストが過去最多の42議席を獲得
写真:Anadolu Ajansı

選挙管理委員会のデータに基づく今回の投票率は51.8パーセントとなり、約80万人の市民が投票に参加しました。

執筆者について: nipponese

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