「フィット氏は外交力に優れ、政治的にも機敏なので、橋渡し役として最適だ」と、同じ汎欧州グループである右派の欧州保守改革党(ECR)に所属するベルギーの欧州議会議員、ヨハン・ファン・オーバートフェルト氏は語った。
EU各国政府は、8月30日の期限までに今後5年間、27人で構成される委員会に誰を委員として参加させるかを選ぶことができるが、委員がどのような仕事をすべきかはフォンデアライエン氏が決める。フィット氏が委員に指名されたことは、メローニ氏が最近、報道の自由の侵害疑惑をめぐってEUと対立したにもかかわらず、トラブルメーカーではなく建設的な立場をとりたいと考えていることの表れだろう。
礼儀正しく冷酷
イタリア国内で事情を知る関係者によると、フィット氏が次期首相の最有力候補だが、首相はまだ彼女の選択を発表していない。
イタリアは、委員に経済問題に関連した役職を与えたいと考えている。それだけでなく、 スーパーコミッショナーの役割を望んでいる議事進行に詳しい当局者らによると、副大統領のジョン・マケイン氏は経済政策と予算政策を中心に複数の省庁を監督している。
フィット氏の売り文句は、EU予算を隅々まで熟知しており、欧州担当大臣としてイタリアで欧州委員会がEU域内で模範とすることを検討している、つまり貧困地域への欧州資金援助に対する政府による監視強化を行っているということだ。ブリュッセルでは、次期予算担当長官は、欧州委員会による統制強化の圧力と、干渉を望まない地域の抵抗との間で綱渡りをしなければならないだろう。
ラファエレ・フィット氏のコミッショナー指名は、ジョルジャ・メローニ氏が建設的な姿勢を望んでいることを示しているだろう。 | プール写真:ヴィンセント・ティアン、ゲッティイメージズ経由
フィット氏と働いたことがある人は、彼を「キリスト教民主党「(キリスト教民主党)」は、イタリアの政治用語では中道政治、礼儀正しい態度、そして容赦ない実用主義の代名詞である。
#メローニ氏がヨーロッパとの架け橋を築くのを手助けできる人物 #POLITICO