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2026-01-18 06:00:00
- 「大フラット化」によって、マネージャー1人あたりの平均部下数は増え続けている。
- コスト削減を狙う企業は、効率化を図り、官僚化から脱却することを目指し、管理職を減らしている。
- 「自身の業務」と「リーダーとしての責任」のバランスを最適化することで、マネージャーの燃え尽き症候群を軽減できる可能性がある。
中間管理職を削減する「大フラット化」が本格化し、残ったマネージャーが受け持つ組織の規模は拡大している。コスト削減や組織の簡素化、採用の停滞を背景に、「メガマネージャー」の時代が到来したのだ。ギャラップ(Gallup)の新たな調査は、チームがいかに変貌を遂げているか、そしてマネージャーの燃え尽き症候群を招く要因がどこにあるのかを浮き彫りにしている。
マネージャー1人あたりの平均直属部下数、いわゆる「管理限界(スパン・オブ・コントロール)」は、2013年の8.2人から2019年には約9人へと増加した。こうした傾向はパンデミック期を経ても続き、2024年の10.9人から2025年には12.1人へと、さらに拡大している。
これは、主に25人以上の大規模チームが増加したことが原因となっている。この規模のチームは昨年よりも2ポイント増えた。現在、管理職のおよそ13%が、25人以上の直属部下を抱えている。また、管理職の97%は、マネジメント業務以外に、自身が現場で行うプレイヤー業務も抱えている。
この「自身の業務」と「リーダーとしての責任」のバランスについて、「現場の実態を考慮せずに、ただ闇雲に管理限界を広げても、効果的には機能しないだろう」と、ギャラップで職場管理とウェルビーイングを研究するチーフサイエンティスト、ジム・ハーター(Jim Harter)が述べている。
近年では、インテル(Intel)やアマゾン(Amazon)、メタ(Meta)などでは、「過剰な官僚的階層」を是正するために、中間管理職の整理が進められてきた。
アマゾンのアンディ・ジャシー(Andy Jassy)CEOは、2024年の社内メモで次のように述べている。
「マネージャーの数を減らすことで、階層を排除し、現在よりも組織をさらにフラット化できる。これをうまく成し遂げれば、チームメンバーの機動力が高まり、彼らの当事者意識も高まるだろう」
組織をうまくフラット化する方法
組織のフラット化自体は、決して誤った概念ではない。専門家たちがBusiness Insiderに語ってきたところによれば、残ったマネージャーに適切なサポートと研修、そして職務の適正なバランスが与えられていれば、それは健全に機能するはずだ。
しかし、そうではないケースもある。2024年、中間管理職だったイヴォンヌ・リー=ホーキンス(Yvonne Lee-Hawkins)は、直属の部下がゼロの状態から一気に21人を抱えることになり、最終的に燃え尽き症候群で退職したと、Business Insiderに明かしている。
「会議は、最も差し迫った課題だけを処理する事務的な場になってしまった」と彼女は振り返る。
「お互いを知り、質問をしたり助言を求めたり、キャリア形成について話し合ったりする時間は、もはや残されていなかった」
ギャラップの調査が示す通り、階層削減を成功させる鍵は、従業員がそもそもどれだけ意欲的なのか、それと、新時代の「メガマネージャー」たちが時間をどう配分するかということにある。例えば、管理職としての職務以外のプレイヤー業務に割く時間が少ないマネージャーほど、チームの規模にかかわらず、メンバーの意欲を高く保つ傾向にある。
「従業員が企業への帰属意識を失いつつある状況で、適切な環境整備を行わないまま管理厳戒を拡大すれば、リスクが高まる」とハーターは指摘する。
「我々の調査では、各従業員と少なくとも週に1回、意味のある会話を行っているマネージャーは、そうでない場合に比べて、格段に高い成果を上げていることが分かっている」
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