ビデフォードでの銃撃事件と波紋
米連邦移民局(ICE)の職員がメイン州ビデフォードで引き起こした銃撃事件により、同州の連邦上院議員選挙に向けた民主党の予備選が激化している。一部の候補者は、共和党現職のスーザン・コリンズ上院議員が先月、ICEに対する政策的な制限条項を含めないまま資金提供法案に賛成票を投じたことを批判している。

コリンズ上院議員の資金調達とICEの運用実態
コリンズ氏は、法案の中に連邦移民局職員用のボディカメラ導入費用として2,000万ドル、デエスカレーション(緊張緩和)訓練費用として200万ドルを確保したと強調している。火曜日の発言で同氏は、ボディカメラ導入の遅れについて民主党の責任を指摘し、今回の事件で現場の職員がボディカメラを装着していなかった理由の一つであると示唆した。連邦法では、移民局職員によるボディカメラの装着は義務付けられていない。一方、独立系のアンガス・キング上院議員は、ICEの巨額予算を考慮すれば、なぜメイン州でまだボディカメラが運用されていないのかと疑問を呈した。
「目立たない」活動への移行と住民の恐怖
1月には4日間で200人以上が逮捕される高密度のICE作戦が実施された。メイン州の移民権擁護団体や当局の記録によれば、その後も拘束活動は続いている。メイン州第1区選出の民主党下院議員チェリー・ピンリー氏の事務所によると、同事務所には直接的な影響を受けた住民から少なくとも週に1件の相談が寄せられている。ピンリー氏は「1月の急増時より数は減ったかもしれないが、彼らが拘束や停止、連行を続けていることは疑いようがない」と述べた。

1月にICE捜査員が目撃されたウエストブルック市のデビッド・モース市長は、多くの住民がいまだに通常の生活を送ることに恐怖を感じていると語る。
今後の対応とICEの非緊急停止
事件を受け、コリンズ氏は国土安全保障省のマークウェイン・マリン長官と3回協議したことを明らかにした。コリンズ氏はマリン長官に対し、非緊急の交通停止措置を一時的に停止するのが賢明だと伝えたという。報道によれば、ICEは火曜日にその指示を実施した。なお、ICEの広報担当者はこの電話の内容や機関の戦術についてコメントを拒否している。
グラハム・プラトナー氏の撤退により、7月25日の党大会で候補者を決定する民主党の予備選は混戦模様となっている。トロイ・ジャクソン氏、シェンナ・ベローズ氏、ニラフ・シャー氏ら有力候補者は、ゲレロ氏の死亡事件を利用して自身の立候補を盛り上げるとともに、コリンズ氏への攻撃を強めている。
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