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マドリード貸借人組合、強制退去されたマリカルメン・アバスカルさんが死去したと発表

マドリードで70年以上暮らした自宅アパートから強制退去させられた87歳の女性、マリカルメン・アバスカルさんが7日に死去したと、マドリード貸借人組合が発表した。この強制退去をめぐり、スペイン国内では住宅危機に対する大規模な抗議運動や政治的論争が起きていた。 マドリードで70年以上暮らした自宅からの強制退去と急死 スペインの首都マドリードで70年以上住み続けた自宅アパートから立ち退きを強いられたマリカルメン・アバスカルさんが7日、死去した。マドリード貸借人組合が明らかにした。死因は発表されていない。アバスカルさんは9月23日、自宅アパートの家賃が大幅に値上げされて支払えなくなったことで、ストレッチャーに乗せられて強制退去させられていた。アパートを所有する投資会社はその後、低い賃料での再入居を提案したが、アバスカルさんは入院したため契約書に署名できていなかったという。 家賃500ユーロから2650ユーロへの急騰が招いた事態 アバスカルさんの父親は1956年からマドリードの物件を借り始め、両親の死後もアバスカルさんは家賃の上限が設けられた状態で住み続けていた。しかし、2018年にこの物件を購入した投資会社ウルバジェスティオンは、家賃を月額500ユーロから2650ユーロへと大幅に引き上げた。その後、家賃は1650ユーロに引き下げられたものの、それでもアバスカルさんの月々の年金支給額である1350ユーロを上回る金額だった。裁判所はこれまでに3回、強制退去を差し止めており、メディアでも大きく取り上げられていた。 Así era Maricarmen Abascal, símbolo de la lucha contra los desahucios | RTVE Noticias マドリードから各地へ広がった住宅危機への抗議運動 9月23日にアバスカルさんの強制退去が報じられると、マドリードでは住宅支援策を求める抗議活動が発生した。この抗議はその後、バルセロナ、セビリア、マラガ、カディスなどの都市にも急速に広がった。アバスカルさん死去のニュースが伝わると、抗議活動の拠点となっているマドリードのプエルタ・デル・ソル広場では、人々から一斉にあえぐような声がもれ、1分間の黙とうがささげられた。広場周辺には数十本のろうそくがともされ、自主的な追悼集会が開かれた。 マドリード州政府庁舎前の祭壇とスペイン議会への行進 マドリード州政府庁舎の前には、アバスカルさんをしのぶための祭壇が作られ、ろうそくや段ボールのプラカードが飾られた。プラカードには「これは死ではない、殺人だ」、「闘いは続く」、「マリカルメンはスペイン全体の祖母だ」といったメッセージが書き込まれている。その後、数百人が広場からスペイン議会まで行進し、「もう1件の立ち退きも許さない」、「闘いは続く、マリカルメンはまだ生きている」などと声を上げた。ファシズムや警察に抗議するかけ声も上がったと伝えられている。 貸借人組合の批判とサンチェス首相による哀悼の意 貸借人組合の広報を務めるアリシア・デル・リオ氏は、「投機は命を奪う。今日、家賃で不当な利益を得ようとする行為が、私たちの仲間マリカルメンの命を奪った」とコメントし、「彼女の記憶は私たちの心の中で生き続ける」と述べた。組合側は住宅改革を要求し、11月11日にゼネラルストライキを実施すると発表している。一方、スペインのペドロ・サンチェス首相は、「マリカルメンの家族と愛する人々に心からお悔やみ申し上げる」、「今日この喪失を自分のことのように感じているすべての人々にもお見舞い申し上げる」と表明した。

マドリード貸借人組合、強制退去されたマリカルメン・アバスカルさんが死去したと発表

マドリードで70年以上暮らした自宅アパートから強制退去させられた87歳の女性、マリカルメン・アバスカルさんが7日に死去したと、マドリード貸借人組合が発表した。この強制退去をめぐり、スペイン国内では住宅危機に対する大規模な抗議運動や政治的論争が起きていた。

マドリードで70年以上暮らした自宅からの強制退去と急死

スペインの首都マドリードで70年以上住み続けた自宅アパートから立ち退きを強いられたマリカルメン・アバスカルさんが7日、死去した。マドリード貸借人組合が明らかにした。死因は発表されていない。アバスカルさんは9月23日、自宅アパートの家賃が大幅に値上げされて支払えなくなったことで、ストレッチャーに乗せられて強制退去させられていた。アパートを所有する投資会社はその後、低い賃料での再入居を提案したが、アバスカルさんは入院したため契約書に署名できていなかったという。

家賃500ユーロから2650ユーロへの急騰が招いた事態

アバスカルさんの父親は1956年からマドリードの物件を借り始め、両親の死後もアバスカルさんは家賃の上限が設けられた状態で住み続けていた。しかし、2018年にこの物件を購入した投資会社ウルバジェスティオンは、家賃を月額500ユーロから2650ユーロへと大幅に引き上げた。その後、家賃は1650ユーロに引き下げられたものの、それでもアバスカルさんの月々の年金支給額である1350ユーロを上回る金額だった。裁判所はこれまでに3回、強制退去を差し止めており、メディアでも大きく取り上げられていた。

Así era Maricarmen Abascal, símbolo de la lucha contra los desahucios | RTVE Noticias

マドリードから各地へ広がった住宅危機への抗議運動

9月23日にアバスカルさんの強制退去が報じられると、マドリードでは住宅支援策を求める抗議活動が発生した。この抗議はその後、バルセロナ、セビリア、マラガ、カディスなどの都市にも急速に広がった。アバスカルさん死去のニュースが伝わると、抗議活動の拠点となっているマドリードのプエルタ・デル・ソル広場では、人々から一斉にあえぐような声がもれ、1分間の黙とうがささげられた。広場周辺には数十本のろうそくがともされ、自主的な追悼集会が開かれた。

マドリード州政府庁舎前の祭壇とスペイン議会への行進

マドリード州政府庁舎の前には、アバスカルさんをしのぶための祭壇が作られ、ろうそくや段ボールのプラカードが飾られた。プラカードには「これは死ではない、殺人だ」、「闘いは続く」、「マリカルメンはスペイン全体の祖母だ」といったメッセージが書き込まれている。その後、数百人が広場からスペイン議会まで行進し、「もう1件の立ち退きも許さない」、「闘いは続く、マリカルメンはまだ生きている」などと声を上げた。ファシズムや警察に抗議するかけ声も上がったと伝えられている。

貸借人組合の批判とサンチェス首相による哀悼の意

貸借人組合の広報を務めるアリシア・デル・リオ氏は、「投機は命を奪う。今日、家賃で不当な利益を得ようとする行為が、私たちの仲間マリカルメンの命を奪った」とコメントし、「彼女の記憶は私たちの心の中で生き続ける」と述べた。組合側は住宅改革を要求し、11月11日にゼネラルストライキを実施すると発表している。一方、スペインのペドロ・サンチェス首相は、「マリカルメンの家族と愛する人々に心からお悔やみ申し上げる」、「今日この喪失を自分のことのように感じているすべての人々にもお見舞い申し上げる」と表明した。

執筆者について: nipponese

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