学生3大駅伝の開幕戦となる出雲駅伝が12日に迫り、9日に区間エントリーが発表された。報知新聞社の報道によると、昨年の大会で4位と大健闘したアイビーリーグ選抜は、日本記録を上回る自己ベストを持つエースのグラハム・ブランクスを補欠に温存し、連覇を狙う国学院大や青学大などの強豪校と対峙する。
出雲駅伝の区間エントリー発表と大会概要
学生3大駅伝の開幕戦である出雲駅伝は12日の午前9時10分にスタートする。舞台となるのは島根県出雲市で、全6区間、合計45.1キロのスピード勝負が繰り広げられる。大会運営や各チームの動向について報知新聞社が報じており、9日には注目の区間エントリーが正式に発表された。秋の出雲路を駆け抜けるランナーたちの最初の号砲が間近に迫っている。
アイビーリーグ選抜のエース、グラハム・ブランクスの温存戦略
アメリカ北東部の名門8大学で構成されるアイビーリーグ選抜は、今年もユニークな戦術をとる。報知新聞社の報道によれば、5000メートルで12分47秒98、1万メートルで26分57秒30の自己ベストを持つグラハム・ブランクス(ハーバード大)が補欠に登録された。これらの記録はいずれも、5000メートルの大迫傑の記録や1万メートルの鈴木芽吹の日本記録よりも速い。昨年の大会でも補欠登録からエース区間の3区に投入され、2人抜きで区間4位と好走した実績があるため、今年も重要な局面での起用が濃厚視されている。

優勝を狙う国内の強豪大学としのぎを削る構図
今大会の優勝候補には、出雲駅伝3連覇を狙う国学院大や、スピードランナーがそろい踏みする中大が名を連ねる。さらに、箱根駅伝で圧倒的な強さを誇る青学大や、「令和の三羽ガラス」と呼ばれるスーパールーキー3人が加入した早大も有力視されている。報知新聞社によると、これらに加えて順大、駒大、創価大などの駅伝巧者も流れに乗れば優勝争いに加わる力を秘めており、激しい上位争いが予想される。
26回目の出場となるアイビーリーグ選抜の過去の成績と背景
アイビーリーグ選抜は1998年から出雲駅伝に招待されており、台風による中止やコロナ禍を除くと今年で26回目の出場を数える。報知新聞社が伝えるところでは、一昨年は5位、昨年は4位と2年連続でチーム史上最高成績を更新し、存在感を強めている。ハーバード大などの名門校に学ぶ選手たちにとって、日本の本場の駅伝に出場することは大きなモチベーションとなっており、ブランクス自身も子供の頃の小さな駅伝経験から日本での出場を熱望していた背景がある。
前回経験者の継続起用とダークホースとしての展望
チームは昨年の主力を継続して主要区間に配置している。報知新聞社の情報では、前回2区で3人抜きを演じたエイサー・アイバーソンが最長の最終6区に登録された。また、前回4区4位のタイラー・バーグと、同5区5位のデレック・アミコンもそれぞれ前回と同じ区間に名を連ねており、コース経験を直接的に生かせる強みがある。ダークホースの枠を超えた存在感を示すアイビーリーグ選抜が、今年の出雲路でどのようなレースを展開するのか注目される。