ベネズエラの実権を巡る対話の第3ラウンドが閉幕し、政治的失格処分の見直しや英国に凍結された金塊の回収で合意が形成されました。ドラ・フィゲラ氏らが参加し、プロセスが進められています。.
2015年国会代表と政権側が Caracas で行った第3ラウンドの合意事項
ベネズエラ政府と2015年選出の国会代表団は、10月21日に首都カラカスで全国的な移行対話の第3ラウンドを終結させました。両者は共同声明を発表し、政治的失格処分に関する行政手続を検証することで合意に達しています。移行プロセスの重要な合意として、野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏らが直面している公職就任禁止の行政処分を対象とした、コンプローラジェリア(会計検査院)の有機法見直しが含まれました。
また、英国内の銀行に凍結されているベネズエラの金塊回収に向けて、英国機関との調整を行う共同委員会を設置することも決定されました。これらは、カラカスで1週間にわたり行われた6回の作業セッション、2回のプレナリー会議、4つの作業部会による15回の技術会合を経てまとめられたものです。
亡命生活から交渉の最前線へ戻ったドラ・フィゲラ氏の役割
今回の交渉で野党側代表団を率いたのは、2015年に選出された野党優位の国会で議長を務めたドラ・フィゲラ氏です。同氏は政権側とのタフな交渉に臨みました。.
「私はあなたを恐れていない。特に米国が私をバックアップしてくれているのだから。」
ドラ・フィゲラ、野党代表団長
フィゲラ氏は、ベネズエラ議会を率いるホルヘ・ロドリゲス氏らとの対話においてこのように語ったと伝えられています。国務省は、対話の最終目標である自由で公正な選挙の実施はプロセスに組み込まれているとしており、11月には次回の交渉が予定されています。.
エルシー・ロドリゲス大統領代行と司法・制度改革の行方
10月22日、ベネズエラのエルシー・ロドリゲス大統領代行は、ミラフロレス宮殿でホルヘ・ロドリゲス氏およびドラ・フィゲラ氏と会談し、第3ラウンドの成果報告を受けました。エルシー・ロドリゲス大統領代行が招いた会談では、制度的歩み寄りや国家と各セクター間のコンセンサス模索が確認されています。

市民の根強い不信感と依然として残る課題
制度的な合意が進む一方で、市民の間には深刻な生活苦と政治への不信感が広がっています。400%に達するインフレや頻発する停電の中、多くの国民は対話の成果を実感できずにいます。地元世論調査会社メガアナリシスが前月に実施した調査では、回答者の80%以上が対話に対して不信感を抱いており、恩恵を受けられるとは期待していないと回答しました。

米国政府や対話参加者は民主的プロセスの前進を強調するものの、大統領選の具体的な日程やスケジュールはいまだ合意に至っていません。政治犯の釈放や抑圧的な法律の修正がどこまで実効性を持つか、そして疲弊した市民生活にどのような変化をもたらすのかについては、不透明な部分が多く残されています。