キルギスのビシュケクで開催された上海協力機構(SCO)サミットの合間に行われた会談で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、イラン国民との「全面的な連帯」を表明しました。プーチン大統領は、国家利益のために戦うイランの「勇気と回復力」に敬意を表するとともに、イランの最高指導者モジュタバ・ホセイニ・ハメネイ氏へ支持の意を伝えるよう、マスード・ペゼシュキアン大統領に依頼しました。
深化する軍事・経済的相互依存
ロシアとイランは、世界で最も厳しい制裁を受けている2カ国であり、互いへの依存度を高めています。プーチン大統領は、軍事・政治的な状況にあるものの、前年からの貿易および経済関係の勢いを維持していると述べ、ロシアはイランが必要とする支援を提供するよう努めていると語りました。
元NATO司令官のフィリップ・ブリードラブ米空軍大将はFox News Digitalに対し、両国は経済的に困窮しており、「互いに切実に必要としている」と分析しています。ブリードラブ氏によると、ロシアはウクライナによるミサイル製造能力への攻撃を受けており、イランによるミサイル生産を必要としている一方、イランは中東で米国を攻撃し続けるためにロシアの標的設定や情報提供を必要としています。また、ロシアがイランに技術を移転し、同国の宗教指導者層を支えているとも指摘しました。
戦略的関係と国際情勢への影響
ペゼシュキアン大統領は、ロシアの姿勢に感謝し、両国の関係は「普通の関係ではなく、戦略的な関係である」と強調しました。この会談は、ドナルド・トランプ米大統領がテヘランへの武器供与についてロシアと中国に警告し、イランを「激しく」叩くと脅した翌日に行われました。

現在、米国とイランの間では紛争状態にあり、ホルムズ海峡の封鎖が主要な争点となっています。ペゼシュキアン大統領は、米国が紛争終結を目指した6月の合意に戻るならば、イランも即座に相互的な行動を取ると表明しました。一方で、米国が「圧力と脅迫の政策」に戻れば、外交努力が頓挫するリスクがあると警告しています。