10月23日(日本時間24日)、ミルウォーキーのアメリカンファミリーフィールドで行われたワールドシリーズ第1戦は、ブルワーズが3-2でレイズを破り、初制覇へ向けて白星スタートを切った。ブルワーズ先発のジェイコブ・ミジオロウスキーは、初回に103.5マイル(約166.6キロ)のワールドシリーズ史上最速記録をマークした。
ブルワーズ先発ミジオロウスキーが史上最速の103.5マイルを記録
ブルワーズの先発ジェイコブ・ミジオロウスキーは、初回先頭のヤンディ・ディアスへの初球に、103.5マイル(約166.6キロ)の直球を投じた。これは2016年にアロルディス・チャップマンが記録した103.2マイル(約166.1キロ)を上回り、ワールドシリーズ史上最速の更新となった。初回は連打で1死一、二塁の危機を迎えたが、ジュニオール・カミネロをサードライナー併殺に仕留め、無失点で切り抜けた。ミジオロウスキーは5回を投げ、4安打1失点、3三振の力投で勝利の基盤を作った。
序盤の好機を活かしたブルワーズの先制劇
ブルワーズ打線はレイズ先発のニック・マルティネスの立ち上がりを攻めた。初回、先頭のジャクソン・チューリオが初球をライト前へ運び出塁。1死後、クリスチャン・イェリッチがセンターへのタイムリー三塁打を放ち、先制に成功した。さらにウィリアム・コントレラスのレフト前タイムリーも続き、初回に2点を奪った。ブルワーズは今季、リーグ優勝決定シリーズでドジャースをスイープするなど勢いに乗っており、この試合でもその攻撃力を遺憾なく発揮した。
ワールドシリーズ進出を争う両軍の歴史的背景
ブルワーズは1982年以来、44年ぶり2度目のワールドシリーズ進出を果たした。対するレイズは2020年以来6年ぶり3度目の舞台となる。今回の対戦は、初のワールドシリーズ制覇を目指す球団同士の顔合わせとなった。このような組み合わせは、1980年のフィリーズ対ロイヤルズ以来、46年ぶりのことである。両チームともポストシーズンで順調に勝ち上がってきたが、本拠地のアドバンテージを持つブルワーズが、まずは第1戦で主導権を握る形となった。
- ブルワーズ:ブランドン・ウッドラフを登録、チャド・パトリックを外す
- レイズ:ギャレット・クレビンジャーを登録、ブロディ・ホプキンスを外す
九回の守備で見せた波乱とメギルの執念
3-1で迎えた九回、ブルワーズは守護神トレバー・メギルをマウンドに送った。先頭を打ち取ったものの、その後2連打を浴びて1死一、二塁とされる。レイズの重盗で走者が進み、四球で満塁となった。続く打者の内野ゴロで併殺が成立したかに見えたが、レイズのチャレンジにより、遊撃手クーパー・プラットが二塁ベースを踏んでいなかったことが判明。判定が覆り、1点差に迫られた。なおも2死二、三塁のピンチが続いたが、メギルは最後、ジョニー・デルーカを空振り三振に仕留め、接戦を制した。
第2戦に向けた両チームの先発投手陣
ブルワーズが先勝したことで、ワールドシリーズの行方は第2戦へと移る。次戦の先発投手は、ブルワーズがローガン・ヘンダーソン、レイズがドリュー・ラスムッセンと発表されている。第1戦ではブルワーズのリリーフ陣が六回以降、アブナー・ウリーベやアーロン・アシュビーの好投でレイズの反撃を封じ込めた。初優勝を目指す両軍の戦いは、ミルウォーキーでの第2戦を経て、さらなる激戦が予想される。球団史上初のワールドシリーズ制覇という目標に向け、ブルワーズが連勝を狙うのか、あるいはレイズが敵地でタイに持ち込むのか、注目が集まる。